「何でも私が悪い」と考えるクセが及ぼす影響&そのルーツとは？

自分の非を認めること。
人のせいだけにしないことって、大事ですね。

謙虚さでもあったりするのですが・・

「全て自分が悪い」

という捉え方は、
・・・ちょっと偏っているんですよね。

というのも、

心理学では、私たちはみんな
「影響」を与え合って生きていると言われています。

会話はキャッチボールだよ、なんて
例えたりするように

「共に」その場を作っているわけですよ。

ですから、

対人関係において
起きることのすべては

「相手はまったく関係ない」もしくは
「自分だけの責任」

ということは
ありえないこと、なのですよね～～。

とはいえ・・・

このパターンのしんどさは、
「頭では理解していても、私が悪いと感じてしまう」
ことだと思います。

そうは思っても、感じちゃうんだもの。
いてもたってもいられないんだもの。

そんな気持も、分かる気がするのですね。

私もけっこう長い間、
行ったり来たりしてましたからね～。

いまでも疲れてきちゃったり
不安が大きくなってくると、
ひょこっと、出て気安いパターンだったりします。

＋＋＋

実は、この心のパターンのルーツの多くは
「親と子供の自分」にあるとされているんですよね。

・両親が仲が悪かった。
・どちらかの親が怒りっぽかった。
・しつけが厳しかった・怖かった。

そんなとき、
親の幸せを願う
優しい子であればあるほど

こんな誤解をしちゃったりするみたいなんです。

「自分が悪いから、
こんなことが起きているんだ」

「親だって人間だもの。怒ることもあるよね～」

「機嫌が悪いこともあるよね～」

「好き嫌いって、誰でもあるよね」

子供の心は未成熟なので・・

なかなか、ここまで
理解ができないんですね。

で、ですね～。

子供のときの捉え方のまま
大人になり、対人関係を構築していくと

「誰かが機嫌が悪いのは、私のせい」
「私が何とかしなければ」

と、なんでも
自分のせいにしてしまい

対等な関係性を
築きにくくなっちゃうんですね。

しかも
「全部自分が悪いと思うクセ」があると

普通にしていても、

相手から「あなたが悪いのよ」って

責められているように感じるので

「自分が悪くならないように」

なんでも完璧にできなければいけない、と
自分を追い込んだり。

「あなたも完璧でいるべきよ」と
周りをコントロールしてしまったりします。

周りの人の目におびえたり

自分を守るために、強がったり。

自分を取り繕ってしまったり・・・

「人から、責められないように」
「怒らせないように」

だけに
意識がむいてしまったりしちゃうのです。

そうすると、
人生がハードモードになってしまう上、

人と「心」がつながる関係性を
築きにくくなっちゃうんですね・・。

ですからね～。