いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。
今日は、自立した男女の恋愛のご相談に多い浮気問題について
現役心理カウンセラー服部の視点から紐解いてみたいと思います。
オレ様彼氏、怒りっぽい彼、なかなか結婚を決めてくれない彼・・・
「こんな男性に惹かれてしまうシリーズ」はこちら〜
近年「自分軸」「他人軸」といった言葉を
良く見聞きするようになったように思います。
他人のことなのに、まるで自分のことのように感じてしまったり、
どうにかしてあげなくちゃ、と思いすぎてしまったり。
相手の価値観に、あわせすぎてしまったり
（あわせなくてはいけない、と思いすぎているというところがポイント）
相手がいなくなっちゃったら生きていけない・・そんな風に感じちゃうぐらい
心理的に「一体化」しちゃっている場合には
私は、私。
あなたは、あなた。
そういう風に、きちんとした「心の距離」を取ることが、とても大切なことなのですが・・
最近の対人関係、友人関係
パートナーシップにおいては
私は、私。
あなたは、あなた。
だから私の世界に入ってこないでね。
私もあなたの世界に入っていかないから。
みたいな、
まるで「離れ小島に住んでいる」のような関係性、
になっていることもけっこう多いようです。
＊
もちろん、嫌がっているのに、
相手の心にズカズカと踏み込んでしまったり、
何でも私たちは、いっしょよね！
みたいな関係がいい、とは言わないのです。
人それぞれ、いこごちの良い距離感は違いますし
お互いが幸せであれば、それでいいんですよね。
相手の心の距離感を尊重することも、とっても大事なこと！
その上でのお話なのですけどね
パートナーシップで問題が勃発したときに
上手くやっているようにお互い思っていたけれど
心には想像以上に距離があり、相手が寂しさを感じていた。
そういうことが、あったりするのですね。
あまりに近すぎる関係も、共依存といいまして
苦しかったりもするのですが、
実は「自立した同士が、それぞれ、生きている。」
という関係も「心の距離」が縮まらなくて、問題が勃発しやすかったりするのですよ。
ケンカや意見のすれ違いは少ないけど、
分かり合えているような気は、あまりしないかな。
でもまぁ・・・私は私、あの人はあの人だしね。
近くにいるのに、まるで
お互いに離れ小島にいるみたいな、そんな感じ。
実はそういう関係性のときに、出て気安いのが
男女の関係だと「浮気」問題なんですね・・。
浮気しちゃった側も、何故だかわからない。
彼女のことが嫌いなわけじゃない。
でも、満たされない。
なんだか良く分からないけど「寂しい」
でもいったい、どうして良いかわからなくて、
さらに外につながりを求めてしまう・・みたいな。
女性側は浮気をされちゃうと、
「女性として魅力を感じてくれてなかったんだわ！」って誤解しちゃいがちですが、
そもそものお互いの「心の距離感」
言ってしまえば、
彼とのことだけじゃなく、
あなたが、人と自分との距離感がものすごーく遠いこと。
近い関係性を作ることに対して、
なにかしらの抵抗がある、というところに
本当の課題が眠っていることって、かなり多かったりするんですね。
＊
私たちは赤ちゃんの頃、
お母さんとの心の距離は0距離でした。
お母さんと私の境目がない、そんな状態だったわけですから、
最初から、人との心の距離が遠かったわけではないのですね。
ですから、人と距離を取りすぎてしまう場合は、
近い距離になんらかの「抵抗（感情）」があることが多いみたいです。
たとえば、一度離れていく
（大人になり、自立していく）プロセスの中で
「近い距離は、もうごりごり！」と
思っちゃった出来事があるのかもしれませんし
本当は、近い距離にいて欲しかった人が、
願っても祈っても、遠くにいるように感じていたのかもしれません。
近い距離にいることが、相手にとって迷惑なんじゃないかな？
そう思い込んでしまったのかもしれません。
パーソナルスペースは人それぞれなので
居心地の良い距離感というのは、人それぞれ違うのですが
寂しさを感じる距離感を作ってしまうには、それなりの理由があることが多いのですね。
＊
フレンドシップでも、パートナーシップでも
お互いに自立しながらも、助け合い、補い合っていく・・
心理学用語では「相互依存」という関係性に
ステップアップしていくことが、絆も深まり、心も満たされる関係性になれるようです。
「私は私、 あなたはあなた」
で、なんだか問題が解決していかないぞ？？という場合は、
逆を疑ってみると良いかもしれませんね＾＾
あなたが大切な人と
心つながる関係性を育めますように。
参考になれば、幸いです。
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