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素直に「ごめんなさい」が言えない心理

みなさんは「あー、やっちゃったな」って思ったとき
「ごめんなさい」、ちゃんと言えてますか?

「すみません」「ごめんなさい」が、挨拶がわりになっちゃってますっ!

そんな方はですね~ 今回の記事は、さっくりと読み飛ばしていただきまして、
「ごめんなさい」「すみません」を 「ありがとう」に置き換える練習をしていただけたらと思うのですが(笑)

内心、申し訳ないことをしたな~と思っていたり、
やっちゃった~~って思っているにもかかわらず

ついつい言い訳をしたくなっちゃったり、
相手を責めてしまったり、逆切れや、人のせいにしてしまう自分がいる。 

いつも素直に「ごめんなさい」が伝えられない。そんな自分に、モヤモヤする><

今日はそんな「ごめんなさい」が言えない方に向けて 書いてみたいと思います。

目次

素直に「ごめんなさい」が言えない心理

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この記事を読んでくださっている方の中には、
「ごめんなさい」を素直に伝えられなかったことで こじれてしまった関係がある方も、多いかもしれません。

逆に「ごめんなさい」を素直に言わない人との関係で
ご苦労されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

「ごめんなさい」を伝えたほうが、対人関係がうまくいくかもしれない。

そんなことはうすうす感じてはいるけれど・・
でも、言いたくない。言えない。

そんなとき、私たちの心の中で何が起きているのでしょう??

自立的に生きすぎていると謝る=負け、に感じる

「ごめんなさい」というのは 自分の非やいたらなさを受け入れ、
相手に謝罪するコミュニケーションの一つなのですが、
実はこれ「自立的」に生きている人にとって、 ものすごく、みじめさや屈辱感を感じる行為なんですね。

自立的な生き方の例として、 いくつかあげてみたいのですが

たとえば「完璧主義」の傾向がある方の「ごめんなさい」は
「自分は失敗した、いたらない未熟なところがあった」と、
人前で認めることにつながるので、ものすごくしんどいです。

「本当の自分は、ぜんぜん価値がない」と思っている分、
一生けんめい作り上げた自分のプライドに関わってくるわけですね。

ですから、自分を正当化したくなりますし
「ごめんなさい」を言わなきゃいけない可能性のあることは、最初から手を出さない!と、守りに入ることも多いです。

あえて、人と関わらないようにしたり、
人をコントロールして失敗しないようにしたり。

また、ごめんなさいを言わなくて済むよう、布石を打っておく人もいますね。

「ちょっとワルな人」アピールとか。
「厳しい上司」アピールとか。

大概、違和感を感じるので 周りから見ると「逃げてるな」って感じちゃうことが多いですけどね^^;

こういう場合は、 「本当の自分は、ぜんぜん価値がない」という誤解を解いてあげることも、とても大切ですね。

「他者と競争」してしまってる方の「ごめんなさい」は、
「相手よりも下になる・負けを認める」という感覚がするので、
すごくすごく「ごめんなさい」を言うのは、嫌だと思います(笑)

これは、身に覚えが沢山ある方も多いのではないでしょうか?
(もちろん私も、たくさんあります。)

自分の中の無価値感や、劣等感がたくさんあって

「ありのままの私は、愛される価値がない」
「あの人より、私は劣っている」 「だから、勝ち続けなければいけない」

そんな怖れや、不安の中で その方が毎日過ごしていらっしゃるとしたら・・
たとえ「自分が悪い」と思っていても、 絶対に負けたくない!という心理が優位になってしまうことも
無理はないのかなって、個人的には思ったりはします。

でも実際のところ「ごめんなさい」と伝えることは、
下に入るわけではなく どちらかといえば「対等な位置に戻る」行為なんですよね。

ちなみに、相手も競争心があると 血で血を洗う争い(笑)になることが多いですよ~。

「アイツが謝ってくるまで、私は許さないんだからね!」
「私は、間違ってない!」みたいな・・。

それを繰り返していくと、 お互いに信頼関係がなくなっていっちゃいますよね。

これが、職場トラブルの原因になっていることも、少なくありません。

この場合は、競争意識の大元である劣等感、
私は私で、ちゃんと素晴らしい。 という感覚を育てていくことも大切ですよ。

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どうして「ごめんなさい」と感じるのか。そこに愛がある

さてさて。 今回の一番お伝えしたいことは、ここからなのですが・・

実は私たちは
「どうでもいいもの」に対して、
「ごめんなさい」なんて思わないんです。

そこには、あなたなりの 相手に思う「愛」があるはずなんですね。

相手に対して愛情がなければ、
適当にお茶を濁して「ごめんね」って、流せるはず。

そして、こんなにも引きずりません。

本当は大切にしたい、大好き
出来ればいい関係を築きたい そんな風に思う相手だからこそ、
「ごめんなさい」がいえなくて「ごめんなさい」 という気持ちが沸いてくるわけです。

よく「ごめんなさい、って言わない人は、悪いことをしたって思ってないんだよ」 なんて、感じちゃいがちですが
実は、そうではないんですよ。

ですからね 「ごめんなさい」が素直に言えないことで、
一番傷つき、辛い思いをするのって、 実は、自分自身なんです。

ごめんなさい、と思っているのに 言えない
「ごめんなさい」があればあるほど 自分のことをめちゃくちゃ責めてしまいますから。

「こんな自分なんて、最低だ」って。

根っこは、大切な人を想う気持ちなのに、
大切な人との関係が、崩れていく・・。
これって、とっても切ないなって思うんです。

正直なところ・・・ 過去の罪を謝ったところで、 相手が許してくれるかどうかは、分かりませんし、
拗れた関係を修復することは難しい場合もあります。

一時的に罪悪感を刺激するような 嫌味を言われちゃったり、
責められちゃうこともあるかもしれませんが・・ そのときには、相手の選択を受け入れてあげてください。

「自分のために、ちゃんとベストを尽くす」ことが大切ですよ!

正直なところ、 相手に許されるかどうか、よりも
自分とちゃんと向き合って、 素直な気持ちを相手に伝える、ということに、大きな意味がありますから。

ちなみに どんなに逆切れしてようが、 言い訳をしていようが
「私、悪いことしちゃったな・・」という罪悪感って、実は消えないんです。

消えないどころか

「あのときも、私は「ごめんなさい」が言えなかった」
「こんな私って、最低よね」 というカタチで、 過去の罪の意識まで、今回の罪に上乗せされていくので、
今の対人関係において 「ごめんなさい」をどうしても言いたくない!と感じるときには、
まずは、過去の蓄積分の罪悪感と向き合って 重荷を下ろしてあげましょう。

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罪悪感を癒すエクササイズ

「ごめんなさい」をちゃんといえると 自分の罪悪感が正しい量に減るので、
ちゃんと反省が出来るようになり、 同じ過ちを繰り返さずに済むようになってきます。

ごめんなさい、を含めたコミュニケーションもとりやすくなり、
大切な人を、もっと大切にすることが出来るようにもなってきますよ^^

ここでひとつ、エクササイズをご紹介しますね。

もう、過ぎてしまったことだけど、 私はまだ、モヤモヤしているな~って思うこと。
今はもう会えない人、連絡の取れない人、 まだ直接は伝えられないな、と思う人をイメージして

「ごめんなさい」と、口に出して伝えてみてください。

迷惑をかけて、ごめんなさい優しく出来なくて、ごめんなさい
うまく、愛してあげられなくて、ごめんなさいいい娘、
いい息子いいパートナー、いい部下、いい上司じゃなくてごめんなさい
期待に答えてあげられなくて、ごめんなさい心配掛けて、ごめんなさい
傷つけちゃって、ごめんなさい
助けてあげられなくて、ごめんなさい
受け取れなくて、ごめんなさい
素直に謝れなくて、ごめんなさい

なにか感情が溢れてきたら、そのまま感じてあげましょう。

それがあなたの心の中に、いままで溜まっていた「本当の気持ち」です。

「もう充分かな?」って思うまで、
いっぱいいっぱい「ごめんなさい」を繰り返してみてくださいね。

あなたは、どんな感情が出てきましたか?
最後には、どんな感情に変化したでしょうか?

ホ・オポノポノから学ぶ「ごめんなさい」

最後にもうすこしだけ。
昔からハワイに伝わる癒しの手法に、こんなものがあります。

「ごめんなさい」 「許してください」 「ありがとうございます」 「愛しています」

これを繰り返し唱えるだけで、 心が整理され、浄化されていきますよ~という「ホ・オポノポノ」

私自身、詳しいわけではないですし、
諸説あるようなので ご興味のある方は、調べていただければと思うのですが、
これにもちゃんと「ごめんなさい」が入っているんですよね~。

しかも、一番最初に。

昔から「ごめんなさい」という言葉には
癒しのパワーがあると、考えられていたわけですね。

私たちは、誰にも迷惑を掛けず、
誰も傷つけることなく生きていけるほど「完璧な存在」ではありません。

それは、私もですし 自分の周りの人も同じ、なんですよね。

そう考えると、 「人と共に生きていく」ということは、 自分の未熟さを許してもらい、
誰かの未熟さを許してあげながら、 共に、人の愛し方を学びながら 生きていく、ということなのかもしれません。

だからこそ、まずは「私から!」「ごめんなさい」が素直に言える自分になる^^

ここに、ちょっと意欲を持って チャレンジしてみていただけたらなって思います。

心優しきがんばりやさんなあなたの、 参考になれば、幸いです。

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