いつもお読みいただき、ありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
今日は、ぐるぐる考えすぎて動けなくなってしまったり、
先読みや深読みしすぎて、毎日がぐったり・・そんな頑張り屋さんのために
書いてみたいと思います。
イレギュラーなことが起きたり
自分の感じている力量以上のお仕事を任されたり
予定が詰まり始めると、心に全くの余裕がなくなってしまう。
誰かからきたメールの文章を深読みしすぎたり
別れ側の彼の一言に、ひっかかったり・・
「最悪のことがあったらどうしよう」
「信用を失ってたらどうしよう」
「この先、やっていけるのかな」
「きっと、悪い方悪い方に進むに違いない」
そんな不安でいっぱいになって
ぐるぐる考え込んでしまう。
考えることばかりにエネルギーが持っていかれてしまい
肝心のやらなきゃいけないことに手をつけられない・・
こういう方っていらっしゃると思うのですよね。
バタバタ慌てちゃう、
ちょっとしたことで不安になっちゃう、そんな自分の様子を見た人に
「ちょっと落ち着いたら?」なんて言われちゃったり^^;
まぁ・・・これ、私の持っていたパターンでもあるのですが(汗)
正直ですね、いろいろ考えられること自体はお役に立つことだったりもするのですよね。
たとえば深読みや先回りで行動できる人が職場にいると、仕事がスムーズに回ります。
リスクを減らすことができたり、円滑な環境を築くこともできますね。
相手の気持ちを考えられること、想像できること自体も、素晴らしい力!
その気づきは優しさや思いやりとして、大切な人を幸せにすることも可能だったりします^^
ただですね、そうやって思い悩むことが原因になり
ストレスがたまってしまったり、辛い気持ちを抱えすぎてしまうのも考えもの・・だと思うのですよね><
不安が、あなたを守る唯一の鎧になっているとしたら。
でもね、そもそも不安ってそんなに悪いものなのでしょうか。
たとえば、急に不意打ちで
あなた耳の近くで、誰かが大声を出した!としましょう。
すっっっごく、びっくりすると思うのですよね^^;
何が起きたかもわからないし、
体も、すくみあがっちゃうと思うのです。
でも「もしかすると誰かが、私の耳元で大声を出すかもしれないから気をつけていなくちゃ」って
不安を感じ、日々、身構えていたとしたらどうでしょう・・・。
まぁ、それでもビックリはすると思うのですが
「想定内」なので「不意打ち」よりも、冷静な対応ができると思うのです。
「ああよかった、身構えておいて。」
言い換えてみると・・
あなたの心や命を「不安」が守ってくれている、といえると思うのですね。
*
不安や、先読みのしすぎ、深読みをしちゃう、
ぐるぐる考えちゃう、そんなときって
それをやることによって「必死に、自分で自分を守っている」のではないかな?と
カウンセリングでお話を聞いていると感じることが多かったりします。
「自分1人で生きなきゃいけない」
「誰もアテにできない」
「でも、自分の判断に自信がない」
そんな世界観の中で・・
最悪の事態からは、免れるんじゃないか
大切な人を守れるのではないかって。
あなたなりに必死に頑張っているのではないかな
こーんなことを服部は、感じちゃったりするのですねー。
もちろん、不安って感じたくはないものではありますけどね。
*
たとえばですが。
過去の災害被害から学びを得て、防災意識をきちんと持つ。
これはとても素晴らしいこと、ですよね。
不安を感じること
備えること、考えることがわるいわけではないと、服部は思います。
そして、あなたには、あなたのもっている良さがある^^
別の誰かになる必要も、ないんだよ、とお伝えもしたいなって思うのですね。
なぜならば。
人の気持ちを汲み取ったり、先読みをしたり
多角的に物事を考えられることは、あなたの素晴らしさであり
あなたなりの思いがあってやっていることがほとんどで
「そんなこと、考えなくたって大丈夫なんだよ」
「みんな、そこまで考えてないよ」
と言われちゃうと・・・気が楽になる分
悲しみが出てきちゃうという方も多いのではないかな?と思うのですよ。
「いったい、いままでの私はなんだったの?」
いままでのあなたが、悪かったわけではありませんし^^
あなたがそうやって頑張ってきたことで、救われたこともあったはず。
いままでの自分にも、どうぞ「よくやってきたよ」って認めてあげてくださいね。
そのうえで、です。
あなたらしさも大切にしながら
備えていた方がいいことは、備えつつ
大きすぎる不安は、減らしていけるといいんじゃないかなって思いますよ。
自分の想定している以上の喜びや幸せを手にするためにも、ね!
ちなみに、心理分析などで
心の根っこを覗いてみると
「自分の判断で大丈夫だろうか?」
「こんなことを思われちゃったらどうしよう」
「本当に、これでいいのかな」
「先々が不安すぎる」
そんなふうに感じやすい方の心の中に、
慢性的に感じている「心細さ」であったり
子供の頃、とっても心配性な大人が近くにいて
その価値観や不安を取り込んでしまっていたり、
身近な大人が毎日辛そうなのを幼心に見てきて
「社会って、すごく怖いものだ」「けっきょく、誰も助けてはくれないんだ」なんて、思い込んでしまった
なんてことが、要因になっていることもあったりします。
心の根っこから取り組みたいな〜、と思われた方は
お気軽にカウンセリングもご活用くださいね。
不安を超えて
あなたが、喜びや安心、幸福とつながれますよう。
応援しておりますよ!
参考になれば幸いです。