どうして、カウンセリングを受けた後に眠くなるの？【カウンセリングQ&A②】

2015年9月17日2021年7月26日

いつもありがとうございます。カウンセリングサービス、心理カウンセラー服部希美です。
カウンセリングの疑問質問にお答えするコーナー第2弾。

第一弾はこちら〜

今日は心の仕組みから「睡眠」について。

カウンセラーから「ちゃんと寝れてますか？」と聞かれるのは何故なんだろう？と疑問に思われている方にもお役立ていただけるかな？と思います＾＾

では、いってみましょう！

カウンセリングが終わってしばらく、眠くて仕方がなかったです・・

カウンセリングをご利用いただいた後、お寄せいただくご感想の中に

1週間ほど眠くて眠くて仕方がなかった、とか。
体がだるくて、早く寝る日が続きました、とか。
なんだか集中できなかったり、頭の奥がぼんやりしたりとしていました〜

そういうご感想をいただくことがあります。（＊個人差があります）

特によくお聞きするのが、「やたらと眠い」というご感想。
カウンセリングを受けられた後、「一週間ほど眠くて眠くて、仕方がなかったんです！」なんてお聞きすることも、けっこう多かったりします。

実はこれは「心の反応」からきているものでして、

心をたくさん動かした後って、心を調整しやすくするために
「頭（思考）」より「心（感情や感覚・無意識）」が動きやすいような状態になることが多いのです。

人によっては、ネガティブな気持ちがでてくることもあるのですが
それは今感じているというよりは「ずっと抑圧してきたもの」が、カウンセリングで心の蓋が開き、癒されるために出てきているものだったりします。

こういう場合は、「そういうものなんだな」「私の心はいま、一生懸命調整してくれているんだな」って思っていただいて「心を大事にする時間」をなるべくたくさん取っていただくといいのですね。

とくに、睡眠は大事！

なぜかというと、私たちは寝ている間に、心を整えていると言われているんです。

＊

実は私たちは、起きている時には「思考優位」で活動しています。

今日はどこに行こうか？今何時なのか？どんな服を着る？
目の前の人は何を感じている？私は何をいうべき？
社会的ルール、状況、何が正しいかの判断・・みんな「頭」を使っています。

そうやって「思考」が働いてくれるからこそ、社会生活が送れるわけです。

でも私たちは頭で考えている時、心の機能はその分動きを抑えるのですね。
ちょっとお邪魔になるわけです。

そのために、起きている時に処理しきれないものを「眠っている時に処理」しているのです。

つまり、心（潜在意識や、無意識）を動かしたり整理するためには、思考（頭や、意識）がお邪魔になってしまうので、

心を調整したい時には「睡眠状態になって、意識を休止させたい」という体の働きが出てくるんです。

それが「眠気」なんですよ。

ですから「眠いな～」って感じている時には「心も体も睡眠を欲している時
出来れば、ゆっくりと睡眠をとっていただけたらなって思います。

「そんなこと言ったって、寝てる時間がないんだよ！」

という、お忙しい方は、
ぼ～～っと、なんにも考えない時間を５分でいいので取ってみてくださいね。

コーヒーをいつもより丁寧に淹れてみる。
おいしいおやつを用意して、一息入れてみるだけでも、

働きっぱなしの思考がふっと緩み、心も、整っていったりしますからね。

また、睡眠の質を上げる、というのも一つの手です。

寝具にこだわってみたり、音や香りをプラスしてみたり。
自分なりに落ち着く環境に整えてみてくださいね！

（私も、しんどかった時期は、小川のせせらぎとか、癒しのＢＧＭを流しながら寝てましたね。）

自分に厳しい方や、お忙しい方は特に
「いかに、自分の心と体を休ませるか？」にこだわって「自分流、休ませ方」を編み出してみてくださいねー。

ということで、カウンセリング後に出てきやすい体や心の動きについて解説してみました。

カウンセリングに対しての疑問や質問は、カウンセリング中にバンバンしていただいて構いませんからね＾＾
どうぞ安心して受けていただけたらと思います。

参考になれば幸いです！