いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。
今日は、誰しもが好きじゃないだろう^^;
ネガティブ感情「怒り」について、ちょっと書いてみたいと思います。
*
腹が立つ、イライラする、ムカつく!やってられないよ!
みたいな「怒り」の感情って、誰しも感じるものなのかな?と思うのですね。
たとえば、元パートナーとの別れが納得いかない!腹の虫が治らない!としましょう。
アイツには、まだまだ言い足りないことがたくさんあるのよ!
コテンパンにしてやらなきゃ、私の気がすまないわ!キー!
ぜ〜〜ったいに、アイツにはこのまま幸せになってもらいたくない。
私がどれだけ傷ついたか、あの人が最低な人か、分からせなきゃ気が済まないの!!
もー、腹が立って仕方がないっ!!!
そう感じちゃうこと自体はね、あるあるじゃないかなって思うのです。
(え?思いますよね?!笑)
別れ方がこじれた分だけ、いろんな気持ちも湧いてくるでしょう。
でね、たとえば、その怒りをどうにかしようと
元彼を呼び出して、言いたいこと全〜〜〜部、ぶつけたとしましょうか。
その結果、元彼が話を全部聞き入れてくれて
「俺が全て悪かった。申し訳なかった」と謝ってくれたとしましょう。
で、そのあと、
「あー、すっきりした。これで私はまた次の恋愛に進めるわ〜♪」
って、いい気分になるかと言われるとね・・なかなか、難しいところもあるみたいなんです。
いっときは、スッキリすると思うのですよね。
でもね、けっこう・・
「いやいや、でもまだアイツに言い足りないことがあるんだ!」みたいな^^;
怒りが再燃することも多いみたい。
たとえば・・
何度も何度も、彼に傷つけられたところばっかり思い出して
「私はこんなに傷ついた」って言いたくなったり
結婚しよう、って言ったこともあったくせに!
無責任すぎるでしょ、責任とってよ!嘘つき!って恨みを抱えたり
見なければいいって「頭」ではわかっているのに
元彼のSNSを見にいっては、「なによ、私のことを差し置いて自分だけ幸せそうに!」キー!
友達カップルの幸せな話を聞いては
「なによ、それって私に対しての当てつけ?!」なんて腹が立ってみたり
私はこのまま幸せになれなんだわ(元彼のせいで)
そんな気持ちで、鬱々としちゃったり・・
そして、また「元彼に、一言言ってやらなきゃ気が済まない!」
なんてループしてしまう、いくらやっても囚われ続けてしまう。
みなきゃ良い、って頭ではわかっているのだれど
怒りの炎が消えそうになると
いろいろ燃えそうな材料を探して、怒りの炎にくべる・・みたいな。
いつまでも根に持っている、自分って最低だなぁとかね。
でね、服部はこういうお話をお伺いしている時、こんなことを思ったりします。
かつて、大好きだった人を嫌い続けなければいけない。
自分の感情で、相手を傷つけているという罪悪感。
でも、抑えきれない、自分の中の怒りの感情。
それは、どれほどの苦しみなのだろう・・・って。
ものすごく、苦しいだろうなって。
*
実は、この状態ってね
見方を変えれば、彼を攻撃しているのではないのです。
愛する彼を使って、ずっとずっと自分を罰している。
あなたは、こんなに最低な女性なの。
ほらみなさい、あなたは彼を傷つけ続けているじゃないの。
どれだけ、自分勝手なの。そんなあなたに、幸せになる価値はないわよって。
・・・。
でもね、あなたなりに
一生懸命、やってこられたのではないでしょうか?
愛情が深い方ほど、この苦しみに嵌まり込んでしまうのだと思います。
それだけ、愛するパワーが強いから、うまく愛せなかった自分をむちゃくちゃに罰してしまう。罰し続けてしまう。
でも、あなたには、それだけ大きな愛があって
その愛で彼のことを愛した、大好きになったということ。
それが、うまくできなかったこと
愛のやりとりがすれ違ってしまったことが、悲しくてやりきれない。
それは当然のこと、でね
罰する必要はないのではないかな、って思うのです。
*
自分の大きな愛に気づいて
自分を罰する手を下ろしていくこと。
それだけ、彼のことをものすごく大好きだったということと
その分仲良くしたかった、大事にしたかったという悲しみが
ものすごく大きかったんだと、受け止めてあげること。
この苦しみは、愛だったんだと気づくこと。
まずはここに、気づいていけると良いですね。
怒り、というと
ネガティブに捉えられがち、ではあるのですけどね
怒りのあるところには、悲しみがあり、そして、かならず「その人なりの愛」があります。
どうでもいい人には、私たちは怒りませんし
傷つきもしないですからね。
今日は、あなたの怒りの奥にある愛情に
すこしだけ触れてみる時間にしましょうか。
「お別れが受け入れられないぐらい、悲しみがまだ残っているんだな」
「それだけ悲しいということは、私はそれだけあの人を大好きだったんだな」
「私って、愛情深いな。一途だな。私の中に、それほどまでに愛があったんだな」
いっぱいいっぱい労ってあげて欲しいなって思います。
いっぱい、自分のために泣いてあげて欲しいなと思います。
そしてね、自分に優しく優しく聞いてあげてください。
じゃあ、これからどうしたい〜?
どんな自分になりたい〜?ってね。
そこからみえてくるもの、なにかあったりしますからね。
*
ただ、こういった手放しのケースでは
手放した後に「本当のテーマ」がやってくることがあるんです。
たとえば・・「手放したら、私には誰もいなくなってしまう」という、孤独感とか。
ありのままの自分では愛されない、存在してはいけないという、無価値観とか。
これまでの人生、なにをやっていたんだろうという罪悪感とか。
あまりに忘れられない恋愛、というのが
「一番耐えられない、本当の辛さ」から、あなたを必死に守ってくれていることも多いのですね。
そんなときには、まず手放せる状態にまで
まずは自分を回復させたり、自分自身の素晴らしさに目を向けたり、
自分の人生を、自分の手に取り戻していきましょう^^
本当の意味で、
ずっと後回しにしてきた・・・自分さんに
助けの手を差し伸べてあげていただけたらなって思います。
カウンセリングもお気軽にどうぞ〜
参考になれば幸いです。
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