「大好きな人のために何かしてあげたい」と思うのは自然なことですよね♪
でも、自分を犠牲にしてまで与えようとすると、
関係がうまくいかなくなってしまうことも多いようです。
なにより、自分もしんどいですよね。
だったら、犠牲をやめましょうよ!ということになるのですが、
「でも・・・・」と
犠牲をしてしまう愛し方を変えることに、とまどいを感じる方も多いようです。
そこには「自分は、ありのままでは愛されない」 「なにかをしなければ愛されない」という
無価値感という感情が影響しているようです。
「好きな人に、つい尽くし過ぎてしまう心理」シリーズ
第2回は 「なぜ、私は愛する人に犠牲をしてしまうの?」をお送ります
>>第1回 相手のために犠牲しても、うまくいかないワケ
* * * * *
第2回:「なぜ、私は愛する人に犠牲をしてしまうの?
犠牲をしているのは分かっているけれど、やめるのが怖い。
カウンセリングの現場などで、
「このぐらい尽くさないと、相手は自分から離れていってしまうのではないか?」と
不安になってしまい、尽くすことをやめることが怖い><というお話をよくお聞きします。
そんな思いを抱いていれば、犠牲がやめられないのは当然ですよね
誰だって、大好きな相手に嫌われたくないですからね。
私も尽くし過ぎる恋愛をしていたころ、
「それは彼に尽くし過ぎだよ~。」とお友達に言われていましたが、
「尽くすのやめる=彼に愛想を尽かされる」ぐらいに感じていたので、
怖くてやめることがなかなか出来なかったんですよね><
この心理パターンのお持ちの方は、
「自分は、愛される価値がない」「愛されるためには、何かをしなくてはならない」という思い
(この思いを、心理学では無価値感と呼びます)を、強くお持ちの方が多いようです。
無価値感というのは、
育ってきた環境や過去の恋愛・仕事・対人関係で
傷ついた心が作り出してしまうものです
ちなみに、無価値感を一番最初に感じるのは、
幼いころの「しつけ」の時期だと言われているんですね。
前回の「ついつい、問題探しをして落ち込んでしまう私。」でも書きましたが
全面的に面倒を見てもらえる赤ちゃんだったステージから、
なんて、子供心が傷ついてしまう時期なんですね。
そんな時期。
「いまから夕飯の準備をするから、お手伝いして欲しいな~」って
お母さんから頼まれて、子どもの頃の私たちは、お料理をお手伝いしてあげたとします。
お母さんは、とっても喜んで
「ありがとうね!お利口さんだね~」とすごく誉めてくれたとしましょう。
すると、子どもの頃の私たちは
お母さんの事が大好きで、愛したいし、愛してもらいたいですから
「お母さんの役に立てば、お母さんは喜んでくれるんだ!」
「お母さんの役に立てば、私は愛してもらえるんだ!」
って、思い込んでしまうようなんですね。
逆に、自分がお手伝いをしないと、お母さんに怒られちゃったりしますよね。
親心としては、子どもにお手伝いをさせることで
学ばせたいことがあったりしますよね。
子どもは、そんな親心は理解できません。なので、
「お母さんのお役にたてなければ、私は愛される価値がないんだ」
「私がお役にたてないから、お母さんは愛してくれないんだ」
と感じて、傷ついてしまうようなんです・・
ここで重要なのは、
お手伝いをしようが、しなかろうが。
お利口だろうが、なかろうが。
お母さんが子供を愛する気持ちには、変わりはないということなのですが
子どもの頃の私たちは、
「自分は、なにかしないと愛されないんだ」と、誤解してしまうみたいなんですね。
* * * * *
また、しつけでのハートブレイクとはまた別に、
これまでの経験で、自分には価値がないんだ・・と感じる辛い経験があったりすると、
無価値感を強めてしまったりします。
例えば、「別に好きな人ができてしまった」ことが原因で、
フラれた恋愛経験がある方がいたとしましょうね
そして、元彼に新しい出来た彼女をみてみたら、
「とっても気が利く」なタイプにみえたとします。
その時、「私は、あの子より気が利かないからフラれたんだ・・」と感じてしまったとすると、
「気が利く女性でいなければ、次にできた彼にもフラれてしまうかも」と感じて、
次の恋愛で無理をして「気が利く女性」を演じようとしたりします。
失恋で傷ついた心が、次の恋愛で犠牲をさせてしまったりするんですね。
そして、犠牲した分だけ、うまくいかなくなってしまったとき
やっぱり自分は役に立たないんだ・・・価値がないんだな・・って
無価値感をどんどん強化してしまいます><
そして、また次の恋愛では、
「もっと尽くさなきゃ!」
「もっと好きな人のお役にたたなきゃ、またダメになってしまう!」
なんて、更に「尽くし過ぎる私」になり、更にしんどくなってしまうわけなんですね・・
* * * * *
ということでですね。
「ありのままの自分では愛されない」「なにかしないと、私は愛されない」といった
無価値感が強すぎるとき、
私たちはなかなか、犠牲的な愛し方を手放せないわけなんですね。
ということで、次回は
「自分の事を、おいてけぼりにしていませんか?」と題して
ありのまま自分を、まずは自分で認めてあげましょうというお話と、
無価値感を癒すエクササイズをご提案したいと思います!
>>第3回 自分の事を、おいてけぼりにしていませんか?
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