人を愛したい気持ちを失くさないで。

手痛い失恋をしてしまったり、

大好きな人と
お別れしなければいけなくなったとき。

私たちは「もう、そんな辛い思いはしたくない」と

再び、誰かを愛することを
避けたくなってしまいがちですよね。

大好きになりすぎなければ

もう、あんなに辛い思い
しなくて済むんじゃないか。

とか。

相手のことを嫌いになれれば
早く忘れられるのではないか、とか。

あの恋愛は、そもそも間違いだった。
あの時の私は、バカだったのよ。

なんて言い聞かせるように
過ごされている方って、多かったりします。

でもね。

そうやって過ごされている方の
お話をお伺いしているとね。

表面的にはね
お元気そうだったり、
笑顔だったりするのですが

いまだ癒えぬ深い深い悲しみと
寂しさが伝わってきたりするんですよね。

あなたが愛する人と
泣く泣くお別れしてしまったことに
そこまで悲しみが大きいのは…

ひとえに、あなたが
人一倍「愛したい人」だから。

実は、私たちが
ハートブレイクをしてしまうときって

人から拒絶されたり、
嫌われたから傷つくわけじゃないんです。

酷いことを言われたから
相手に腹が立つわけじゃないんですよー。

「大事な人を、上手く愛せなかった」

ということが。

「もう、彼を愛し続けることが出来ない」

ということが。

「私の愛が、相手を苦しめてしまう」

ということが…
辛くて辛くてたまらなかったから、なんですよね。

だから、大好きな人を
一生懸命、嫌いになろうとしても
なかなか前には進んでいけないんです。

だって、本当は…
大切な人だったって、心は知っているから。

嫌いたくはない相手だって、
自分が一番よく知っているから。

たとえ、もう一緒にいられない相手だとしても。
たとえ、もう会えない相手だとしても。

あなたが、いっしょうけんめい愛した人であり…
人を愛する経験を、させてくれた人でもありますね。

これから先。
あなたが、大切にしていきたい人のためにも

もう一度、心の中にいる「大切な人」に
改めて「ありがとう」と伝えてみませんか？

いやーー、恨みつらみしか出てきません！

そんな方はね、
まず、自分の心のケアから始めましょう。

ちゃんと弱音、吐けてますか？
共感してくれる友人に、頼れていますか？
自分を責めてばかりいませんか？？

ひとりきりで、痛みを
なんとかしようとするのは、

とても難しいこと。

なぜなら、分離や喪失の痛みってね、

つながりの中でこそ、

癒えていくものだからです。

カウンセリングもご活用くださいね。
参考になれば幸いです。