・・・・みなさんの育ったご家庭には
「お家ルール」みたいなものってありましたか?
お友達のOOちゃんのお家では許されるのに、
我が家では、許されないこと。
「よそはよそ!うちはうち!」みたいな・・・・。
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実は、私が幼いころにも、たくさんのお家ルールがありました。
そのひとつが「回転すしでは、ひとり5皿以上食べちゃいけない」というもの(笑)
当時、食べ盛りの子どもを三人育てていくというのが、
経済的に大変だったんでしょうね。
いまでは、「そんなこともあったね~、懐かしい!」なんて
みんなで盛り上がるネタでしかないのですが
子どもの頃は、お隣に座ったご家族が、
ちょっとリッチなデザート皿を取っているのを見て
心底羨ましかったのを覚えています。
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そんな風に育った私は、大人になってしばらくの間。
自分で働いて、お給料をもらえるようになって
自由にお金が使えるようになっても。
どうも、この「お家ルール」を破ることに対して
罪悪感を感じて、モヤモヤしていたんですよね・・。
自分で稼げるようになったのだから、
あのとき食べられなかった高級皿とか。
お腹いっぱい、お寿司を食べてもいいと思うんですよ。
(しかも、回転寿司だったら、
お腹いっぱい食べても、たかが知れてますよね。)
でも、自分の中にある「ルールを破る」事に対して、
「本当に、こんな贅沢していいのかなぁ」って思う自分がいたんです。
そして、回転寿司だけじゃなく。
美味しいもの、より「より、安いもの」
食べたいもの、より「一番、安いもの」
気に入ったもの、より「安いもの」
を選択しなくてはならない、と思う自分がいたんですよ。
もちろん、質素倹約自体が悪いわけではありませんよ!
いろいろやり繰りして、生活していかなければならないときもあると思います。
でも、大人になって
いろいろな世界や、人と関わるようになり。
私にしみついている「お家ルール」が、
「自分らしく生きていくこと」を選択するにあたり、
ちょっとお邪魔になってきていることに、私は気が付いたんですね。
そこで私は、あえて
「食べたいもの」「気に入ったもの」にこわだって、選択してみることにしたんですよ。
もちろん、お値段は気にしますし、見送ることもあるのですが
迷ったら、安いものより、欲しい方を選択することにしたんです!
最初はものすごく罪悪感が出てきていたのですが・・
徐々に価値観が変化してきたんですね。
自分が欲しい、と思ったものを手に入れるって
こんなに満足するものなんだな~って、感じられるようになってきたんです。
そこで、私が学んだことは
安い、高いということよりも
「私がいいな」って思うものを手にするのが大事なんだなぁ、ということでした。
これが万人にとって正しいかと言われると、それは分かりません。
価値観って、ひとそれぞれですからね。
でも、「うちのルールはこうだったから、絶対に守らなければ!」ということではなく
「いろいろな価値観がある中で、いまの私は、これがいいの」って、自ら選択していくことが出来たら。
少し自由に、そして自分を大切にしながら
生きていけるのかもしれませんね♪
(なんだか、回転寿司が食べたくなってきました・・・(笑))
子どものころには、
いろいろな事情があって出来なかったことって、沢山あると思うんです。
「回転寿司は、5皿以上食べちゃいけない」
というルールを作らざるをえなかった背景、というものもあります。
ご両親の価値観に従わざるを得なかった時代も、正直あると思うんですね。
でも、大人になったあなたには、
あの時叶えられなかったことを、やってもいいんですよね。
お家ルールから卒業して。
いろんなことを体験して。
その中から、自分の生き方を選択し、生きていく。
・・・大人になるっていうのは、
そういうことなのかな?って、いまの私は思っています。
あなたのお家にはどんなルールがありましたか?
もし、お家ルールが、
いまのあなたを縛る鎖になっているとしたら。
すこしだけでも、
「自分のやりたいことも、してもいいよ」って、緩めてあげるといいかもしれませんね。
また、お家ルールが窮屈なんだけど、
どうしても手放せない、というときには、
あなたにとって
「お家ルールを守り続けること」に、なにか意味があるのかもしれません。
もし心当たりがある場合は、
カウンセリングなどを使ってみてくださいね。
参考になれば幸いです。