人生は、さまざまな場面で決断を余儀なくされますよね。
たとえば・・・
「結婚を、なかなか決めてくれない彼」
彼のことは好きだし、これからも一緒にいたいなと思うし、
彼も私のことは好きだって、分かるんだけれど、
彼は私との「これから」をあまり、考えていないみたい。
でも私は、結婚して家庭を作りたいと思うし、子供も欲しい。
そのためには、あまり時間の余裕がない。
このまま曖昧な状態で、
何年も過ごすのは、もう、ムリかなって思う。
だから、
「彼を捨てて、自分だけ幸せになる」道か、
「彼のために、自分の幸せを諦める」道か、
どちらか、決断しなきゃいけないなって思うけれど・・決められないんです。
カウンセリングの現場では、
こんなお話をお聞きすることがけっこうあるんですね。
そんなとき、私はこんな風にお伝えするんですよ。
「・・・その選択肢だと、
どっちも選びにくいかもしれませんね?。」って。
いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
今日は、「決断」についての記事を書きたいと思います。
なんだか、
ちょっと刺激の強いタイトルになっちゃいましたが
「別れようか」「これからも、彼と共にいるか」で迷い、
カウンセリングを受けに来られる方って、多かったりするんですよね。
たしかに、大きな決断ですからね、
いろいろな意見を聞きたくなるのも、分かるような気がするんです。
(ひとりで抱え込まずに、誰かに相談するのは、とても大切ですよね^^)
で、今回は、
「彼を捨てて、自分だけ幸せになる?」
「彼のために、自分の幸せを諦める?」
の2択では、
なかなか・・・決断できないんじゃないかな?というお話。
*
なぜかといいますと、
この選択肢って、実はどっちもあんまり「幸せ感」がないんですよ。
言い換えてみると、
「結婚の夢は叶うかもしれないけれど、
彼を捨てた罪は、一生背負っていきます><」
という「罪悪感ストーリー」か
「愛する彼と一緒にいられるんだから、他の望みはガマンしなきゃ」
という「犠牲ストーリー」
「どっち選んでも辛いけど、どうする?」
心理的に、このどちらかを選ぶような形になっていて、
どちらを選んでも・・・苦しい状態になっていたりするからです。
*
こんな心境では、
「選ばない(選べない状態で留まる)」というのが
最善の選択になってしまっても仕方がないよね、って私は思うんですよね・・。
あなたにとって彼が大切であればあるだけ
迷って当然だと思いますし。
そして、このどちらを選んでも、
彼は罪悪感を刺激されて、苦しいかもしれませんね・・。
だって、自分のために苦しんでいる人がいるのですから><
もしあなたが、逆の立場だったらどうでしょう?
彼との関係を続けていくにせよ、手放すにせよ。
こんなときには、どちらかに決めてしまう前に、
すこし、自分の気持ちを整理してみるといいかもしれません。
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そして、
自分にバツを与えたり、
自分を犠牲する選択肢ではなく、
「自分が、そして相手も、幸せになるため」の選択肢をもつことが出来たら。
「決断」することは、あなたの大切な人や、
あなたの本当に欲しい幸せへの、第一歩目になるかもしれませんね。
カウンセリングもどうぞ、ご活用くださいね。
応援していますよ。
参考になれば幸いです!