私たちは誰でも、大なり小なり
大切な人のお役にたちたい、喜んでもらいたい、助けになりたい、という気持ちを持っています。
そして、お役にたてたり、喜んでもらえとき、ものすごく嬉しさを感じます。
それは素晴らしいことなのですが、
大切な人のお役にたちたい。
人に、喜んでもらいたい。
困っている人を助けてあげたい。
この思いが強すぎることで、
自分が犠牲をしやすくなったり、
対人関係がうまくいかなくなってしまうこともあるんですね。
そんなときには、すこしだけ、立ち止まって。
誰かを大切に思うように、「愛情深い」自分のことも、
ちゃ~んと大切にしてあげましょう!
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いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。
今日は、誰かのためにと、がんばり過ぎちゃうアナタへ
「自分も相手も大切にする」愛し方をご提案したいと思います。
「誰かのお役にたちたい」
そんな思いから、頑張れるあなたは、
とても心優しくて、愛情深い方だと私は思うんですね。
でも、自分が苦しくなっちゃったり、
周りとの関係が、ギクシャクしちゃう・・そんなときには
ちょっと、その思いが強く持ちすぎている場合が多いんですね。
たとえば、こんなことが起きやすかったりします。
◇恋愛であれば・・・
・ダメンズさんから離れられなかったり、
・ダメンズさんを育て上げてしまったり、
・報われない恋愛ばかりを、経験してしまったり。
◇対人関係や仕事であれば・・
・お友だちや職場内の困ったちゃんに、振り回されちゃうことが多かったり。
・自分に負担がかかりやすい職場を選んでしまったり。
・ハードワークをしちゃったり。
そして、なによりも
環境や人が変わっても、だんだんと同じような状況になっていってしまう。
もしあなたが、こんな状況になっているとしたら、
「誰かの役に立ちたい」という思いが、強すぎる状態なのかもしれませんよ。
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実は、わたしたちが
「人の役に立ちたい」という思いが強すぎるとき、というのは
「お役にたてない私は、存在する意味がない。」という大前提が、自分の中にあることが多いです。
そして、そんな大前提があると、私たちは無意識に
「お役にたてそうな」状況や場に自分の身を置いてしまいがち、なんですね。
ですから、困った状況で自分が奮闘する、
なんて展開が起きやすかったりするんです。
また、自分で自分の存在を認められないときって、
誰かに喜んでもらえることや、認めてもらえることだけが、
自分の心の拠り所になってしまうことも多く、
私が、助けなきゃ、
私が、がんばらなきゃ、
私が、なんとかしなきゃ、
私が、引っ張っていかなきゃ、
って、率先して犠牲したくなってしまうことも。
もちろんそれが、周りの人のお役にたつことも多いので、
周りからも期待もされますし、結果も残せたりするのですが、
行きすぎてしまうと、自分が苦しいだけでなく、周りを置いてけぼりにしてしまったりするんですよね(汗)
実は、人はお互いにバランスを取りあうので、
「私が役に立たなきゃ!」と思いすぎているときには、
周りの人は、必然的に「お役にたたない人」ポジションに入りやすいんです。
そこで対人関係のトラブルを抱えてしまうことも。
もちろん、本人に悪気はないどころか
一生懸命がんばっているだけなので、切ない話なんですけどね。
また、失敗したり、失望されるのが、めちゃくちゃ怖くなるので、
ひとりでがんばり続けるしかなくなり、ある時、限界が来ちゃって投げ出したくなる、なんてことも。
そうなってくると自分も苦しいので、周りの人に対して、
「あなたももっと、がんばりなさいよ!」ってイライラしちゃって
お役にたちたくてやってるのか、仕方がなしにやってるのか、自分でも、分からなくなって自滅しちゃうこともあります。
・・・実はこれ、私の経験談でもあるのですが。
みなさんは、いかがでしょうか??
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もしあなたが、この状況にいるとするならば、確実に
あなたは人を愛したい人であり、人を大切に出来る人です。
普通の人だったら、投げ出してしまうような
そんな状況でも、愛を選択できる心の強さも持っています。
そんな素晴らしい自分の「大前提」を
見つめ直す時期に来ているのかもしれませんね。
「お役にたてない私は、存在する意味がない。」という大前提があるとき、
「誰かのお役にたちたかった(たてなかった)」という無力感が眠っている場合が多いんですね。
そして、「自分は、お役にたててない」って、知らず知らず、自分を責めています。
だから、ちょっと行き過ぎちゃうわけです。
カウンセリングでは、イメージセラピーなどを使って
「お役にたてなかった」という感情を、癒していったりもするのですが
今日はちょっと「視点」を変えてみましょう。
実は私たちは、
「お役に立ちたい(お役に立ててない)から、がんばる」と感じているときよりも、
「今の自分でも、お役に立っている」と自分で思えるときのほうが、
自分のもっている才能を充分に使って、無理なく、たくさんの人の役に立つことが出来るんですね。
この、「今の自分も、お役に立っている」と自分で認めることを
心理学用語で、自己有用感といいます。
ですから、自分も人も大切にする愛し方をしていくためには、
この、自己有用感を意識していくことが重要なんですね。
出来れば、いま、犠牲しちゃっている部分を
手放していけるといいのですが、急には難しいと思いますので、
あなたが普段、誰かのためにとやっていることの中から、
「これは、私は得意だな~」
「やってて、楽しい!やってあげたい!」 と思うことをピックアップして、
しばらくのあいだ、意識して人に与えてみてくださいね。
あなたにとっては、ほんのちょっとの優しさかもしれませんが、
たくさんの犠牲をしなくても、充分に喜ばれ、与えている自分に気づくはずですよ。
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そうやって、行動ひとつひとつを
承認することが出来るようになると、無力感も癒されていき、
余計な力が抜け、楽に与えてあげられるようになりますからね。
宜しければ、試してみてくださいね。
参考になれば、幸いです。