私、彼ができるとダメなんです。
「私のことを、分かって欲しい」とか
「全面的に受け容れて欲しい」とか
「離れないで欲しい」とか・・
そういう「欲求(ニーズ)」が強すぎて
つい、彼にぶつけてしまうんです。
「こんなことをいうなんて、重たい女だな」
「これを続けていたら、彼から嫌われちゃうかも」
そんな風に自分で分かっていても、とめられなくて
満たされないと嫌味を言っちゃったりして。
結局、彼からお別れを告げられる・・という
恋愛パターンを繰り返しています。
さてさて。
こういう場合。
心では何が起きているのでしょうか?
今日は「彼に多くを求めすぎて自爆する」という恋愛ケースについて
書いてみたいと思います。
大好きな彼、だからこそ
「私のことを分かってもらいたい。」
「離れてしまうのは、寂しい。」
この「欲求」を持つこと自体は、
誰でも、あって当たり前のものだと思うのですね。
分かり合えるという喜びは、
とても素晴らしいものですし、
つながりたい、と思う気持ちがあることは
まったく悪いことではないと思うのです!
この恋愛パターンをお持ちの方は
絆や、心のつながりの大切さを知っている人
笑いが多いパートナーシップだったり、
温かい家庭を築く才能をお持ちなんですよね。
でもですね。
そんな愛の塊のあなたが
悲しい恋愛トラブルを繰り返しているとしたら。
あなたの「欲求の程度」が、
問題を引き起こしているのかな?と思うのですね~。
・・・・・。
ここで多くの「心優しき頑張り屋さん」って
「あぁ、けっきょくのところ、私が悪いのよね」と自分を責め
「もう私は、恋なんてしない」なんて、
誓ってしまったりしちゃいがちなのですが。
そんな悲しすぎる誓いを立てる前にね。
まずは、あなたの心の状態を
知ることからはじめてあげて欲しいなと、私は思うわけですね。
「自分でも扱いきれず、振り回されてしまう欲求」というのは
何かしら「そうなってしまう」理由がありますからね。
++++
実はかつての私は、
「離れたくない」という気持ちに
やたらめったら、翻弄される人でした。
たとえば彼とのデートのとき。
お別れする時間が近づいてくると
・・やたらとイライラして、
彼に八つ当たりをしてしまったり。
帰りたがっている彼を
終電まで引き止めてしまったりしてました。
きっと、たまのことならば
彼も「寂しいんだな」って
大目に見てくれてたと思うのですよね。
でもこれが、
毎回のデートで続くわけですよ、、!
次の日の仕事もある。
でも、目の前で彼女がすごく悲しそうな顔をする。
、、どれだけ「ごめんね」を感じながら
毎回のデートを締めくくっていたのだろうと思うのです。
彼だって、本当は
大好きな彼女を、
さびしがらせたくはないでしょうからね。
その結果、、、
だんだんと、
デートの間隔が開いてくるのも、
君は僕以外の人のほうが
幸せになれると思う
な~んて言葉が出て来て
お別れにいたってしまったことも
いまなら(本当に、いまなら、ですね)
気持ちが分かるような気がするのですよね。
でもですね、この時の私の心は、
彼の気持ちを尊重してあげられないぐらい
「寂しさ」に翻弄されていた訳です。
彼が私を「さびしがらせている」のだから
満たしてくれるのは、あなたでしょう?
私はいっぱい、我慢したよ><
なんて気持ちもあったと思いますね。
でも…ここからが心の不思議なところ。
実は、この寂しさは、
目の前の彼にはあまり関係ないことが多いのです!
実は、私たちは
「心の距離」が近づいてくると
かつて、その心の距離で満たされなかった
思いや未完了な感情が出てきやすくなるんです。
今、目の前にいる彼に対して、だけじゃなく
かつて、親しい関係にあった人との間で
ガマンしたことを、満たして貰いたくなっちゃうのです。
「あなたは、満たしてくれるでしょう?」ってね。
ちなみに、、恋人は他の人より
心の距離が近くなるので
すごく近い心の距離感の存在と
感じていた感情が出やすくなります。
たとえば、元カレとか、両親とかが多いですかね~。
離婚されている方だったら、元旦那さまとかね。
あのとき、
お父さんにもっと甘えたかった、、とか。
お母さんに、
ちゃんと分かってもらいたかった、、とか。
元カレに、
優しくしてもらいたかった、、とか。
いっぱいっぱい、飲み込んできませんでしたか?
ガマンすること、遠慮すること、
いい彼女でいること、物分かりのいい人でいること。
大好きな人のために。
ずっとずっと、ずっと
頑張って来られたんじゃないかなって思うのです。
振り返ってみると、
私のケースもまさしくそうで、
私は子供のころから、
寂しさを我慢することが多かったようです。
まぁ、その日常が当たり前すぎて
「寂しさ」に麻痺しちゃってたところもあったので、
カウンセリングでひも解いてもらったとき、
「え?私、寂しかったの?」って
びっくりしちゃったんですけどね~。
でもね。
ずっと欲しかった愛のカタチと
彼がくれる愛のカタチって、
やっぱり違うのですよね。
だから、いつもどこか満たされなくて
その分余計に欲しくなってしまう。不安になってしまう。
そしてなにより…
今の彼には、
今の彼なりの愛し方があるのだけれど
今の彼の愛も受け取りにくくなってしまうのですね。
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ここにね、悪気なんてないんですよね。
どうしたらいいのか分からなかった。
ただ、それだけだと思います。
私もね、当時の私を
いっぱいいっぱい責めた時期もあったけど
ただただ、必死だった。
本当はもっと当時の彼を大切にしたかった。
だからこそ…依存的になってしまうことが苦しかった。
そんな風に、思いますものね。
ですからカウンセリングでは
過去の未完了の思いを
安全なかたちで満たしてあげたり
間違った思い込みを、見つめなおしていくことで
強すぎる欲求のもとを、開放していくわけなのですねー。
あなたが、もう一度
愛を受け取れるようになるために、ね。
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とはいえ、実は私たちの「欲求」や「痛み」って、
どこまで癒しても、0になることはないんですよ。
私たちは「神様」ではなく、人間なので
自分にも、過去の痛みがあって当然だし、
彼にも過去の痛みはあるわけです。
「寂しさ」も、0にはなりません。
でもですね。
それは「私たちみんな」が、そうなんです。
ですから、ここでの最終的なポイントは
「過去の痛みや傷を超えて
あなたが、本当に大切にしたいことを選ぶ勇気」
なのですよね。
あ!
もちろん、犠牲になるとか
我慢するとか、そういった方面ではありませんよ~!
ようするに
自分の心が一番喜ぶことを
自分にさせてあげるということですね。
さてさて。
寂しさを知っているあなた。
分かってもらえなかったという気持ちを知っているあなたは、
大切な彼に、何を与えてあげたいですか?
どんな自分でいてあげたいでしょう?
きっとね、
彼に欲求を只ぶつけること、ではないのだと思うのです。
本当は、彼を愛したい。
彼を笑顔にしてあげたい。
だからこそ、
この記事をここまで読んでくださったのだと思うのです。
そんなあなたは、優しい人ですよ
この切り替わりのタイミングは
大きく人生が変わるタイミングになりますよ!
良かったら、私たちカウンセラーにも応援させてくださいね。
この記事が
あなたの寂しさを、本当の笑顔に変える
参考になれば嬉しいです^^