「彼には、私じゃないほうが良いんじゃないかな？」って身を引きたくなってしまうとき。

大好きな彼、だからこそ
身を引きたくなってしまう心理を
「境界線」の視点から、紐解いてみたいと思います。

カウンセリングでは、
「自分」と「人」との心理的距離に着目して
いま抱えている問題を、紐解いていくことも多いのですが、

その中で「境界線」という見方があるんですね。

境界線、というのは心理的な部分で

「どこまでが自分で」
「どこまでが人か」という境目、

みたいな感じで
イメージしていただけるといいかな？と思うんですが

実は、境界線があいまいな時って、

知らず知らず（ここ、ポイントです！）
対人関係の基準が、

「相手の分まで、まるごと引き受けるか？」
「それとも全く関わらないようにするか？」

の究極の2択になってしまいがちなんです。

たとえば、

「彼」が出来たら、
「彼」を優先してあげなきゃいけない。

「彼」の機嫌を損ねたら、私の責任。
「彼」とケンカしちゃったとしたら、私が悪い。

・・・こうやって文字にすると
「そんな、極端な＾＾；」って感じちゃいますけど

けっこう私たちって、無意識に

対人関係に起こるすべてのことを
「自分のせいだ」って思っちゃう癖って、
持っていたりします。

大切な人に対してほど、そう感じるので
問題はパートナーシップに表れやすい。

そうすると、

本当はパートナーが欲しい方でも、
手に入れるとしんどくなる、と感じるので

「私は、ひとりのほうが合ってるんだ」って
思い込んじゃったり

彼が欲しい、って思うけれど
なかなか、いい人と出会えない。

という現実を
作り出してしまったりします。

また「気になる彼がいる」状況だと
「自分から身を引く」な～んてことを
やっちゃったりするんですよね。

彼のことは気になるし、
彼も自分のことを気にしてくれているみたいだけど、
きっと私なんかには、彼のことを支え切れないと思う。

きっと彼にも迷惑かけちゃうだろうし・・
だったら、ひとりでいたほうがいいよね。

そして、彼を大切にしたいという思いから

「あなたは、私じゃないほうがいいと思うよ」
「私には、あなたはもったいない」

こんな風に、自分から身を引いてしまう
なんてことが、起きちゃったりするんですよ。

・・・ちょっと、切ないですよね。

彼側にしてみたら、
「君が、いいんだよ」って思っているかもしれないけれど。。

お互いに手を取り合う、ということが
難しくなっちゃったりするわけです。

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実はこの心理パターンの根っこ、というのは

自分と親との心理的関係が
元になっていることが多かったりします。

彼に対して思うようなこと、
家族にも、思っていませんか・・・？？

実は、心理的抵抗感の理由って
今、目の前にいる彼との間に起きていることばかり
ではないんですね。

ですから、もし、いま、まさに！
身を引きたくなっちゃってて悩んでます！
という方は、

彼とどうこう、というまえに

まず、自分が背負いすぎてはいないか？
チェックしてみましょう。

あなたは、うまくいかないことが起きた時
必要以上に自分を責めてはいませんか？

私のせいかもしれない・・。
私が悪かったのかな？

って「必要以上」に、
感じすぎてはいませんか？？

いろんなこと、やってあげなきゃ！って
いっぱいいっぱい、思いすぎていませんか？

まずは、気づくことが大切ですからね。
ちょっと振り返ってみてくださいませ。

このパターンは、お友達や職場など
対人関係のアチコチにでやすいです。

そして、ぜんぜん関係ないようで・・

キャリアアップや、仕事の面でも
強く影響が出てくることも多いので

根っこから取り組みたい！という場合は
どうぞ、カウンセリングもご利用くださいね＾＾

あなたが大切な人と、
より幸せな関係になれますように。

参考になれば、幸いです。