対人関係において、いろいろな問題が起きている時って
「嫉妬」という感情が絡んでいることが、けっこう多いんですね。
たとえば、「なぜか、お局さまに目を付けられてしまった」というご相談。
カウンセリングなどで、
お局さまと、ご相談者さんの状況や経歴をお聞きしていると
「あ~・・もしかすると、
お局さまに、嫉妬されちゃっているのかもしれないな~」
って感じることが多かったりします。
そんなとき、カウンセリングでは
「もしかすると、お局さまは貴方が羨ましいのかもしれませんね」
なんてお伝えしたりするのですが、
「え?!・・でも私、嫉妬されるような事してないですけど
ていうか、私そんなに魅力的でもないですし、才能もないですよ!」
ってビックリされる方も、結構いらっしゃるんです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
実は「自分が思っている、自分」と「周りが見ている、あなたの価値」がずれていると、
嫉妬を受けやすくなってしまうんですね。
ということは・・・逆に考えてみると
嫉妬がらみのトラブルの根っこにはね
「あなたには自分が思っているよりも、魅力や価値があるよ~」と
自分に嫉妬してる人が教えてくれているんだ、と捉えてみることも出来るんです。
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「嫉妬」問題を改善していくアプローチはいろいろあるのですが、
まず最初のステップとして・・・
あなたが、「自分にはそんな魅力はないわ」って思っている部分でも
「私の事を、羨ましいと思う人がいるのかもしれないな~」って
自覚をすることから始めてみるといいと思うのですね。
そして「どうやら自分には、人から羨ましがられるような魅力があるらしいぞ」って
人から見てもらった魅力や価値を、受けいれてみることをオススメします。
人から羨ましがられる要素って、本当に多種多様なんですよね。
例に私が経験してきた嫉妬の中のひとつをご紹介したいと思います。
私が昔勤めていた会社でですね(10代の頃ですね)
ある女性の先輩が、やたらと私にだけあたりが強かったんです。
私もけっこう気が強いタイプなので(笑)
生意気な態度にうつっているのではないかな、と反省したり
どこに地雷があるのか分からなくて、一個一個のことを叱られる・・
新人は他にもいたのに、
最年少の私にだけ、やたらと目をつけてくる。
こういうことが何年も続いたあと、
その職場を離れると決まったとき、
先輩から、なんとなく謝られたことがあるんですよね。
「まだまだ未来があるあなたに、私はちょっと八つ当たりしていたかもしれない」
今から思うと「え?先輩だってまだ若いし」という年齢(確か20代後半?)でしたし
ご結婚もされていたし、とっても美人で頭のいい方で
みんなが一目置くような人だったのですが、
彼女の中にはたくさんの劣等感があったみたい。
あれから20年以上歳を重ねた、今の私なら
その気持ちは痛いほど分かるような気がします。
こんなようにね。
「私にとっては羨ましくも何ともない」自分の要素を
羨ましいと思っている人はいる、ということなんですね。
誰が悪いとかではなくてね、 勝手に相手の傷に触れちゃうんです。
嫉妬される要素は、あなたがもって生まれたものかもしれないし、
努力して身につけたものだったり、
いままでの人生経験から得たものかもしれません。
場合によっては、自分の中ではコンプレックスなのに、
周りの人から「あなたはいいよね」って羨ましがられて
「良くないし!!むしろ、嫌だし!」って否定したくなることだって、あると思います。
でも、自分では気が付いていなくても、コンプレックスだと感じていても、
周りの人は勝手に、あなたの魅力や才能をみているので
自分が「周りが見てくれている魅力や才能を、否定すればするだけ」
「こんなに魅力を持っているのに、もっていないフリしちゃって~!
キーーー!むかつく~~!!」って思われちゃったりするんですね。
ですから、嫉妬されたくないと思って
自分を隠したり小さく見せようとすると、実は逆効果。
潔く「ありがとう♪おかげさまで」で、受け取ってしまいましょう。
そして今度は、あなたが
周りの人たちの魅力や才能を見つけて、
「あなたにも、ステキなところがいっぱいだよ」って伝えてあげられるといいですよね〜
嫉妬って、実は「あの人はステキでも、自分にはその魅力は持っていないわ・・」
という誤解から生まれますから。
参考になれば幸いです!
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