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「私のことはいいから、あなたは幸せになって」という心理に隠れた罪悪感と愛情 〜自分も幸せになるという愛し方を選ぶ〜

周りの人の幸せのために、自分の幸せを後回しにしてしまう人がいます。
でも、周りの人の幸せを願う優しいあなたこそ「自分の幸せを後回しにしないで受け取る」ことが大切かもしれません。
今回は、自分が幸せになることを遠慮してしまう心理をご紹介します。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
今日は、心優しき頑張り屋さん応援記事を更新です。

目次

自分が先に幸せになることに罪悪感を感じていませんか?

たとえば、あなたがこれまで、親身になって面倒を見てきた人がいたとしましょう。

その人のことが大切で、心の底から幸せになってもらいたいと思っている。
そのためにできることがあるなら、なんでも協力してあげたいと思う。
・・その愛情自体は、本当に素晴らしいと思うのですね。

でも、そこに「私のことはいいの。あなたが幸せになってくれたら十分よ」であったり「あなたが幸せになったのを見届けたら、私も幸せになるわ」そんな「周りの幸せばかり優先し、自分の幸せは後回しにする」パターンがあるとしたらどうでしょうか・・。

実はカウンセリングお聞きしている中で、こういった心理がクライアントさまの幸せを妨げているというケースは少なくありません。

「自分のことは、あとで自分でなんとかすればいい。自分なんかのことより、周りの人の幸せのほうが大事でしょ」そんな愛し方が当たり前すぎて、自覚がない方もいらっしゃいますし、
「愛したい、与えたい、支えてあげたい、守ってあげたい」という気持ちが深い人からすると「この愛し方が、みんなで幸せになるための1番の近道だろう」「唯一の方法ではないか」と感じて、必死に頑張ってこられた方も少なくないように感じます。

中には、状況的にそうせざるを得なかった、そんな方もいらっしゃるかもしれませんが、どんなケースにおいても、この心理からやっていることはすべて善意であるため、この愛し方はなかなか手放しづらいものでもあるようです。

「私があの人より恵まれているのが申し訳ない」という心理が、幸せを遠ざけているとしたら

ちなみに心理学では、この「自分のことを後回しにするパターン」は「恵まれている罪悪感」を感じている時に出てきやすいと言われています。
つまり「私だけが、幸せである(恵まれている)のは申し訳ない」という罪悪感から「私よりも、大切な人が幸せになって欲しい」とか「大切な人たちがみんな幸せになったら、私も堂々と幸せを受け取ってもいいよね」と感じている可能性があるのですね。

たとえばですが、あなたが親友といっしょに婚活をしているのだけれど、自分はすぐにいい人と巡り会って結婚が決まり、親友はなかなかうまく行っていない・・こんなとき、なかなか手放しで喜べず「私だけ申し訳ない」とか「親友も結婚が決まったら、私も心置きなく結婚を喜べるのにな・・」そんなふうに感じたりすると思うのです。

その結果、親友にうまくいっていることを話しづらくなったり、親友の世話を焼き過ぎちゃったり、
あまりに罪悪感を感じるのが辛過ぎて、無意識に「結婚話を白紙に戻してしまう」なんてことを引き起こしてしまう、なんてことも。

自覚がない方がほとんどだと思いますが「人の幸せばかり優先してしまう人」は、大切な人を大切に思うがあまり「私だけ恵まれているのは申し訳ない」と罪悪感を感じて、自分に向けられた幸せを受け取れない状態になってしまっていることが多いのですね。
親友が、それを望んでいるかどうかは、別にして・・です^^;

あなたが人を頼り、幸せを受け取ることで、幸せになれる人がいる

それはそれで、愛の形だと思うのですが、ここからは、本当の意味で大切な人を幸せにするためにも「自分の幸せも大切にすること」を意識していただけるといいかなと思うのです。

もし、あなたの幸せを一番に願ってくれ、困った時に親身になって助けてくれた人がいたとしたら、その人が困った時には力になりたいと感じたりしますよね。どうかあの人には幸せになってもらいたいと願う人も多いと思うのです。
自分のために幸せを我慢して欲しいだなんて、思いませんよね。

そんなふうに、あなたの幸せを願っていたり、協力したいと思う人は思うよりたくさんいると思います^^
その人たちの愛を受け取るためにも、周りに協力してもらいながら、自分の幸せも大切にしていけるといいですね。

ちなみに、幸せを受け取るコツは、人から何かしてもらったり、自分にやってきた幸せを、遠慮するのではなく「ありがとう」で受け取ること。
そして、「なんか、自分のことを後回しにしているな」「あれ?なんか無理をしているな」と気づいたら、ちょっと立ち止まって、自分のことを優先するようにしてみることです。

そしてできるなら、心細い時には、周りに頼ったり、協力してもらってみてくださいね。
頼られることには慣れているけれど、誰かに頼ることはあまりやったことがないという人も多いと思います。
勇気がいるチャレンジかもしれませんが、どうぞ、あなたの周りの人もあなたの役に立たせてあげてくださいね。

あなたが幸せを受け取り始めると「与える・受け取る」のバランスが取れてきます。
その結果、周りの人たちとの関係性もより深いものになっていくことも多いですよ。

良かったら、参考にしてみてくださいね。

心理カウンセラー服部希美
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