「最近、彼の機嫌があんまり良くないんですよね~。 なんだか浮かない顔しているというか、
心ここにあらず、というか。
私は彼の気分を盛り上げようと、
アレコレ頑張ってみるんですけど、なんだか逆効果な感じ。
逆にムッとされちゃうこともあったりして。
「私、なにかやっちゃったのかな?
嫌われちゃったのかな?」
って不安になって、焦ってしまいます。
いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
男性が、なんだか不機嫌。
でも、私に思い当たる節がない。そんなとき
ついつい、彼の機嫌を撮ろうと頑張ってしまう人って、結構多いと思うのです。
彼にいい気分で過ごしてもらいたい。
そんな風に思うのは、とても素敵なことだと思うんです。
でもね「うわ、どうにかしなきゃ」って過剰に思っちゃうというか。
怖くなっちゃう方もね、いらっしゃるのかな?と思います。
こんな場合は
「自分はどうして、こんなに振り回されてしまうんだろう?」
という心のパターンをみつめてあげる、というアプローチと、
「彼はこんな時、どうしてほしいのかな?」という
彼の気持ちを考えてみる、とアプローチの二つがあると思うんですよね。
*
今回は、自分の心へのアプローチから。
もし、あなたが、
「彼の機嫌に、ものすごく振り回されてしまう」としたら。
私・・なにかやっちゃったかな?
このままほっておいたら、嫌われちゃうんじゃない?
という、見捨てられる不安を
心の奥に抱いていることが多かったりするんですね。
また、あなた自身が
「いつも、機嫌よくいなきゃ」
「誰とでも、仲良くしなきゃ」
「いつでも、優しい私でいなきゃ」
「どんなことをいわれても、受け止められる私でいなきゃ」
って、思いすぎている場合も多かったりしますし、
心のどこかに、
「私の機嫌が悪いときには、同じように察して構って欲しい」
という依存的な気持ちが、こっそりと隠れている場合もあります。
いいとか、悪いとかじゃなくてね!(ここ、大事ですよーーー!)
そんな自分の内面をケアしてあげるためには、
カウンセリングなどで、その思い込みの原因を直接癒す、という手もありますが、
「誰かの前で、自分の気持ちに素直になる時間を増やしてみる」
というのも、とても有効だったりします。
つまり、
「いつも機嫌よく、ニコニコしていなきゃ愛されない」
という思い込みを、
「本当はそうじゃないんだよ」って外してあげるといいんですね~。
もちろんですね、
感じたままに、相手に怒りをぶつけて攻撃していいよ、と言うわけではありませんし、
相手に要求をぶつけていいよ、ということではありません。
社会や、相手への配慮は必要ですね。
でも、怒りを感じてはダメ、ということでも、
相手に「こうして欲しいな」って思っちゃいけない、
伝えちゃいけない、ということではなく、
自己表現って、
「自分は、こう思うの」って表現する、ことは大切なんですよね。
笑いたくないときには、無理に笑わなくてもいいんですよ。
いつも機嫌が良くなくてもいいんです。
「素直な私」のままいられる人や場所を作ってみよう、 と思って見てくださいね。
信頼できる人の前では、自分に素直に、
笑ったり、泣いたり、怒ったり、楽しんだりしてみよう、
ムリだなと思ったら「NO」を言ってみよう、
と意欲を持つだけでも、変わってきますよ~。
「私は、こう感じています」
笑顔の下にある、素直な私を見せることが出来るようになると、
「こんな私を見せても、愛されるんだな」と感じられるようになってきます。
(もちろん、そこで離れていくお友だちもいるかもしれませんが、
それは、本当に心を許せるお友だちを作るプロセスで誰しも通る道、なのかな~?と
私、個人的には思います。
一度離れても、戻ってくる場合もありますしね!)
家族やパートナーなど、
近い存在だとなかなか難しかったりもしますから
まず、やりやすい関係性から練習してみてくださいね~。
(私は「お店の店員さん」から始めてみましたよ~。
もちろん、私たちカウンセラーも大歓迎です☆
安心して本音を話せる場を提供できればと思っています。)
「自分も、素直に自分の感情を表現してもいい」
という許可が出てくると、
「相手も、素直に自分の感情を表現してもいいんだ、
それを自分が引き受けなくていいんだな」と思えるようになってきます。
彼が、なんだか機嫌が悪そうだなぁって思っても、
「機嫌が悪い時って、誰でもあるよね~。・・きになるけど。」
ぐらいで受け止められ、
そのときに取れる対応って、変わってくるんですよね。
*
次回は、
「とはいえ、彼が機嫌が悪そうだったら、何をしてあげたらいいかしら?」
というアプローチを
男性心理の面から、書いてみたい思います~。
参考になれば、幸いです。