◎服部希美のカウンセリングを受けるには >>

ケンカになるのが怖くて、自分の意見をひっこめてしまいます(2)

彼とケンカになるのが嫌で、
いつも自分の想いを飲み込んでしまいます。

お友だちといっしょにいるとき、場を乱すように感じて
「私、ここに行きたい!」って伝えることが出来ません。

周りの人からも
「あの人に、そんなこと言われて腹が立たないの!?」って
言われちゃうような扱いを受けることが多いけど・・・

腹が立つ、というよりは
「そんなことを言われてしまう私が一番、悪い」と思って自分を責めてしまう。

定期的に、対人関係をリフレッシュしたくなってしまう。

こんな方は、もしかすると、知らず知らずに
「怒り」の感情を抑圧しているかもしれませんね。


いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。

今日は、前回の続きから。

>(1)から読まれる方は、こちらからどうぞ☆

どうして、自分の意見をひっこめてしまうのか?
その理由は人それぞれだと思うのですが、

今回は、「ケンカ」になることを怖れて、というタイトルですので

「怒り」の感情に注目して、書いてみたいと思います。

なんだか・・・「怒り」って、
「ケンカの元」みたいなイメージってありませんか?

人を否定したり、傷つけたり・・・・。

とくに、育ってきた過程で、

ヒステリックな人が側にいて、しんどかった・・とか、
両親がケンカばかりしていて、見ているのが辛かった・・とか。
いじめられた経験がある、などなどで、

「怒り」=「ケンカ」=「人を傷つける」「私もつらい」

こういう図式が、自分の中で出来上がっていると、

相手の「怒り」に敏感になり、顔色をうかがいすぎて、
自分の意見を言えなくなってしまったり、

たとえ自分が「怒り」を感じたとしても、

「人に怒りをぶつけちゃうぐらいなら、自分がガマンしよう」
って感じて、抑圧してしまいがちなんですよね。

(人によっては、無自覚でやっちゃってる場合もあります。)

たしかに、お互いいい気持ちで過ごせるのは
とても素晴らしいことですし

思いやり、という形であれば
自分も相手も大切にした、コミュニケーションになると思うのですが・・

相手のために、自分の気持ちを抑圧する、という
「犠牲」の上で成り立っている関係性だと・・・
なかなか、長続きはしなかったりするんですよ。

どういうことか、説明しますと。

実は、感情って抑圧してもなくならないので
自分の感じた「感情」って、自分の中に溜まっていってしまうんですね。

それが繰り返され、どんどんと溜まっていくと・・・いずれ、限界がきますよね。

そんないっぱいいっぱいのとき、
私たちは「怒り」を使って、感情を抑圧します。

イライラして、相手に怒りをぶつけてしまった
というのは、ここの状態ですね。

でも、自分の「怒り」を嫌っていればいるほど
次に、自分の怒りをなんとかして「抑圧」しようと試みます。

すると、今度は

「こんな風に怒りを感じちゃう、私がダメなんだ><」
「私って、本当に心が狭いわ><」
「私が全部、悪いのよ><」

自己嫌悪を使って、

さらに強引に、自分の気持ちを押さえ込んでいくんです。

つまり、最初は「人に感じた怒りや不満」が、
「自己嫌悪(つまり、自己攻撃)」に変わっていってしまうんですね。

もちろん、そんな風に自分の気持ちを抑圧している状態って、
とってもとっても辛くて苦しいんですよね。

自分の本当の気持ちを分かってもらえない、分かってもらいたい、という感情も出て来ます。

でも、「怒り」=「人を傷つける」「人から嫌われる」=「だから、怒っちゃダメ!」

という思い込みが強ければ、強いほど、

「こんなもの、自分の外に出すことは出来ない!!」と感じ、
自己嫌悪を使い、更に抑圧していきます。

そして、その状態を続けていくうちに、燃え尽きてしまい、

「ごめんなさい、もう、ムリ!!!!!!!」
って、相手を切り離したくしまうんですね

たとえば、

ひきこもって人と距離を取ってしまったり。
関係性を、いきなり切ってしまったり、
あえて自然消滅させてしまったり、

相手から嫌われることをあえてやり、
向うから離れていくように仕向けてみたり。

(このパターンは、知らず知らずやっちゃってる場合が多かったりしますけどね)

「怒り」は絶対出しちゃダメ、と感じているので、
自分が、相手に怒りをぶつけて関係性を壊す、というよりも

自分の思いは告げずに、
そっと、自ら去っていくパターンが多かったりします。

相手が大切であればあるほど、
このパターンが出て来やすいので、

自分でも、とても自己中心的だなぁ・・最低だなぁって
感じちゃう行動ではあるのですが、

「自分の怒りをぶつけて、人を傷つけるぐらいなら
「自分が離れることで、相手を守ろう」

という、その人なりの愛し方、でもあったりするんですよね。

ですから、いくら自分が辛くても、
孤独でさびしくなろうとも・・・・・・この愛し方を、手放せない。

そんな方が、多かったりします。

tumblr_nveyv71JE81ted1sho1_1280

でも、この愛し方って、自分自身もつらいですが、

あなたを愛したい相手からすると、

何も説明がなく、いきなり距離を取られちゃうので
かなり辛かったりするんですよね。
理由がよく分からないので、対処しようもないですし。

つまり、相手に「自分を愛させてあげる」
チャンスを奪ってしまうことにもなっちゃうんです。

たしかに、自分の意見を伝えたとき。
相手に受けいれてもらえないこともあるでしょう。
時には、ケンカになっちゃうこともあるかもしれません。

対人関係は、相手のある事ですからね、
自分がベストを尽くしても、うまくいかないことって多いです。

でも、
「自分ひとりで我慢して、だまって離れていってしまうなら
ちゃんと、伝えてくれたら良かったのに・・」
って、思ってくれる人もいるんですよね。

「そんな人なんていないだろう」って思っちゃう方は
あなたが、相手の立場だったら、と考えてみるといいと思います

自分の想いを抑圧してまで、
相手を傷つけたくない、と思うあなたなら・・
自分と同じように感じて、辛い思いをしている人をみたとき、
何て、声をかけてあげたいですか?

あなたのことを大切に思ってくれる人たちのためにも、

自分の感情を大切にして、
「怒り」を怖れずに、コミュニケーションを取ってみることを、

私もこのパターンを持っていたからこそ・・

オススメしたいな~って思います。

相手の「怒り」を怖れて、自分の気持ちを抑圧したり、
自分が感じた「怒り」を抑圧しないほうがいい、のはわかった。

でも、相手の怒りや、
自分の怒りをどう扱ったらいいのか、分からない。

どうやって、コミュニケーションを取ったらいい?

そうはいっても「怒り」に対する恐怖感が、はんぱない。

そんな方も、多いと思うんですよね。

次回は、そんなお話を書いてみたいと思います。

*面談カウンセリングのご案内*

名古屋・鶴舞駅徒歩5分の弊社カウンセリングルームにて
対面式のカウンセリングをご提供しています。

また、月に一回東京地区にも出張カウンセリングを行っております。

オンライン面談(Zoom)もご選択いただけます。
お好みでお選びくださいね♪

現在のご予約状況は、こちらからどうぞ☆

IMG_1182 - コピー
<名古屋・鶴舞・オンライン>

名古屋ルームアクセス・地図)

<東京(駒場)出張>

(東京ルームアクセス・地図)

ご予約は予約センターまでお願いします。

cs_logo_b (1)
・電話番号:06-6190-5131
・営業時間:12:00~20:30
・定休日:月曜(月祝の場合は翌火曜)、他

スタッフが対応させていただきます。
お気軽にお問い合わせくださいね。

カウンセリングサービス
名古屋/東京(出張) 所属カウンセラー
服部希美(はっとりのぞみ)

■ カウンセリングメニュー

■ ご予約方法

お客さまの声

服部の略歴

■ メディア関係者さま宛てのご案内


日々の呟き、キャンセル情報なども呟いております〜。

  • URLをコピーしました!
目次