カウンセリングでは、
とってもとっても可愛くて、
魅力的な女性クライアントさまから
「私、女性としての自信がなくて、恋愛に臆病になってしまうんです」
とご相談をいただくことって、とっても多いんですね。
「え~、いったいどこに、自信がないの?」
すごく魅力的なのに!と聞いてみると、
どんどん出てくる、「コンプレックス」の山!
先日、私の「モテる女性のイメージ」が
某アニメの、不二子ちゃんで、
あまりに自分とかけ離れていて
自信が持てなかった、という話を書きましたが
今日はもう一歩、コンプレックスについて
踏み込んで書いてみたいと思います。
コンプレックスは「自分で嫌っている自分の要素」
いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。
今日のテーマは、「コンプレックス」
実はコンプレックスって、
周りの人から嫌われている要素、ではなく、
「自分で嫌っている、自分の要素」なんですよね。
つまり、誰かの心の中にあるわけではなく、自分の心の中にあるもの。
ですから、自分の心次第で変えていけるものなんですよ~。
その認識を変えるアプローチは、
あの手、この手、たくさんあるのですが、
今日は「コンプレックスの根源」のひとつの可能性について。
*
ちなみにですね
カウンセリングでの「根源を癒す」作業は
「これが原因だから、私は変われないのよ!」
「あの時の、あの人が悪かったのよ!」
って「犯人探し」をするためではなく、
あくまで、自分の中にある
誤解しちゃったきっかけを見つけ、
許し、癒し、 ものの見方を変えたり 自分を自由にしてあげるためにするもの、です。
「なぜそれをやるのか?」
目的を見失うと、苦しくなっちゃいますので、お気を付け下さいね。
では行ってみましょうー。
本当に女性としての自信がなかったのは、誰だったのだろう?
これは、とあるクライアントさまから
許可をいただいて書かせていただくのですが・・・。
すごく女性らしい、
そのクライアントさまは、ことあるごとに
「私、女性としての魅力に自信がないんです・・」
っておっしゃっていたんですね。
それで、いろいろお話をお聞きしていると、
あなたは可愛くないわね、と
小さなころから、誰かに言われた・・という、
ある意味、分かりやすいものではなく
「あなたは、可愛いわね」
(心の声:それに比べて、私ってダメね・・・)
って、お母さんが感じていたコンプレックスを
ずっとそばで感じ続けていた、ということが出てきたんです。
*
お母さんはお母さんの事情で、
自分の女性としてのコンプレックスを感じていただけなのです。
でも子供は、お母さんが大好きで、価値を見ていますし、
いくら上手に隠していても、お母さんの気持ちを感じ取っちゃったりするんですね。
そして、私たち女性にとって
大人の女性の見本は、お母さんだったりするので
「あのお母さんでも、女性として自信がないんだったら
私なんて、もっとダメダメじゃん。ムリだよ~~。」
という想いが知らず知らず根付いてしまい、
女性としての自信が培われそこなってしまった、ということって、けっこうあるんです。
*
ようするに、このケースの場合
本当に、女性としての自信がなかったのは
クライアントさま、というよりも
本当は「その時の、お母さん」だったんですね。
それに気付いたクライアントさまは、
ああそうか、って随分と腑に落ちたみたいで
お母さんが何気なく言っていた、「自分の自信のなさ発言」を思い出し、お話ししてくださいました。
世間体を気にしていたこと。
お父さんとケンカばかりして、影で落ち込んでいたこと。
そんなお母さんを見ているのが、、、本当は辛かったこと。
もっとしっかりしてよ、
そんなこと言わないでよ、って腹も立っていました、と大粒の涙を流されていました。
*
カウンセリングでは、
イメージを使ったセラピーを利用して
心の中にいるお母さんと、私を癒すというアプローチを取ったのですが
「あ、私もそうかも」と思われた方は、
大人になった、今の私目線で、
「一人の大人の女性」としてのお母さんの
魅力や才能、価値」を探してみるといいと思います。
ポイントは、子供目線・身内目線ではなく、
対等な女性として、みるということです。
これはちょっと、成熟さが必要な部分ですね~
そしてあなた自身が培ってきた女性の魅力と共に、
お母さんの女性としての魅力や才能が、
娘である自分にも、よい形で引き継がれている、と感じてみてくださいね。
*
とはいえ、心って、みんな違いますから
当てはまらない、
分かっていても、そう簡単にはいかない、ということも多いと思いますが
(葛藤が出てくる場合もありますしねー)
そういう場合は、カウンセリングもお気軽にご活用くださいね。
健気なあなたの参考になれば幸いです。