「あのとき、ああしておけばよかった。」
「あの人には、申し訳ないことをしたな。」
「どうして、こんなことしちゃったんだろう・・。」
そんな「罪悪感」を持ちすぎていると、
私たちは、自分に幸せを許可することが出来なくなってしまうんですね。
たとえば、過去の恋愛で、
いっぱいいっぱい、彼を傷つけてしまった。
今から思うと、あんないい方しなければよかったと、
後悔ばっかりが出てきてしまう。
あのときの私は未熟だったから仕方がなかった、と
思えば少しは楽になるけれど・・・
心のどこかで、罪の意識が消えていかない。
「こんな私が、幸せになっていいはずがない。」
そんな風に、罪の意識から
今の恋愛をストップさせちゃっている方って、けっこう多いんですね。
そんな場合は、
過去の自分を許すアプローチと共に、
「その出来事から、なにを学ぶか?」がテーマになってきます。
* * *
いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
今日は、失恋における「罪悪感」 について書いてみたいと思います。
さまざまな場面で出てくる、「罪の意識」。
この「罪の意識」が人生に与えている影響力って半端ないのです。
という「愛情」の裏返しなのですが、
罪悪感を感じていることって、
とってもとってもしんどいもの、なんですよね。
「私は悪くない!」って逆切れしたくなったり。
「もう、過ぎた事じゃないか」と切り離したくなったり。
人は色んなことで、
罪悪感を感じなくて済むよう、心を防衛したくなるもの、です。
でもですね、
「これで良かったのよ」って、
無理やり、罪悪感を切り離してしまうと、
自分の心の中に残ったままになってしまうので、
いつもどこか、モヤモヤしていたり
ぜんぜん違うことなのに、
罪悪感が反応して、日常生活がしんどくなっちゃたり
周りから「あなたが悪いのよ!」って責められちゃうことも多いんですね。
罪悪感、というのは
誰かに罰せられている、というよりも、
自分で自分を罰していることが多いです。
つまり、自分が自分を許せない、わけですが。
ここでのポイントは、「罪を償う、と反省」の違いを知ること。
自分を罰することで、
自分を「戒める」ことができる、
と思っている人も多いかもしれませんが、
実は、そうじゃないんですね。
自分の中に、
「あのときは、申し訳なかったな」
という罪悪感があるんだなぁ~。
「それだけ、大切にしたかったんだなぁ」って「認めた」うえで。
今の自分にできることって何だろう?
この経験が、
自分になにを教えてくれているのだろうか?
これから、どう活かしていこうか?
って、考えて
自分を責める手をとめて、今出来る行動に移していくことが、
大切だったりします。
ちょっと、、、、成熟さと、勇気いりますけどね><
・・・・とはいえ、
大概、カウンセリングでお話をお伺いしていると、
「罪悪感を必要以上に感じすぎて、
身動きが取れなくなっちゃっている」方ばかりなので><
(実はここが、しんどさの原因です・・
自覚がない場合も多いですけどね!)
まずは、必要以上の罪悪感を
「許し」、減らしていくことから始めることも多いです。
人の行動には、かならず、意味があります。
あなたが悪いわけでは、ないんですよ。
と、、、、、
さらりと、こんなことを書きましたが、
こんなにカンタンに手放していけるのなら、
誰も悩まないと思います!!!!(力説)
(もちろん、私もそうです!)
「理屈は分かっていても・・・出来ない」が、私たち人間ですよね。
とくに、罪悪感を感じていると、人と距離を取りたくなります。
だからこそ、罪悪感から抜け出すことに大切なのは
「人に助けてもらい、許してもらいながら、前に進むこと」なんですね。
どうぞ一人で抱え込まずに、
カウンセリングを使ってみてください。
いっしょに乗り越えていきましょう~。
参考になれば、幸いです。