生きづらさを生み出している「私にとっての当たり前」は、ひとりきりで生きていると分からない！

いつもありがとうございます。

カウンセリングサービス　心理カウンセラー服部希美です。

今日はもう一つ、ミニコラムです＾＾

ずっとずっと「いい子」をやってきて

自分のことは後回しにしてきた、そんな方って、

その状態が当たり前の人生を歩んでこられているので、

「自分の素直な欲求」や「喜怒哀楽」を抑圧していることに、

ま〜〜ったく、自覚がなかったりすることが多いんですね。

カウンセリングなんかだと、

「いい子を手放せなくて、日々苦しいです・・」というご相談よりは、

「彼氏を、束縛しようとしてしまう自分をどうにかしたいです」とか

「自分から声をかけることができなくて、困っています」とか

一見、ぜんぜん関係なさそうな悩みから紐解いていく中で

「ここが、要因の一つかな？」って、発掘（？）されていくことが多いです。

それでも、

ぴんとこない方も、いらっしゃるんですよ。当たり前すぎて。

「へー、そうなんですね。

でも、みんなそうじゃないですか？」

なんて、しれっとお話しされる方もいらっしゃるぐらい。

でも、過去の話を紐解いていったり、

セラピーなどで、取り残されていた感情とつながり始めると

言われてみると、そうかも。

・・・・・・ああ、確かにそうだった！！！！！

なるほど、そこが原因だったのか！

なんて、時間差で腑に落ちる、みたいなことが

カウンセリングでは、よく起きます。

そうやって、

今までの「当たり前」が崩れた時。

私、いっぱい我慢してきたんだな。

もう、自分を幸せにしてあげてもいいかもしれない！

って、腑に落ち

心のパターンが変わったり、

生きづらさが改善していく、という

プロセスをたどっていくことって、多いんですよ。

（この・・・・・の時差が、ポイントだったりします。笑

う、うまく伝わるでしょうか？）

別にこのプロセスが、

いい悪いということではないですが

こういう自覚しにくい心のパターンを、

自分だけで解決しようとすると、

知らぬ間に、見当違いな対処を取ってしまい、

自分を傷つけてしまい、傷を深めてしまう・・なんてことも実は多いのです。

例えば、「頑張りすぎて燃え尽きてしまう」方は

基本「私は頑張れていない」と思ってますからね・・。

「もっと、頑張れ！」「それは、甘えだ！」「気合だ！」「根性だ！」

というワードに惹かれ、

「私なんて、まだまだだわ」と、

自分を追い詰めていってしまう傾向があります。

たとえ、

「もう、そんなに頑張らなくていいんだよ」という言葉を聞いて

「そうかな・・」「そうかも」って一瞬、思っても、

そう思ってしまった自分を、

「まだまだ甘いな。なんて私は弱いんだろう」と責めてしまう、なんてことも。

そのうち、頑張るも地獄、休むも地獄になり・・・

もう、どうしたらいいのかわからないよ～

ってなっちゃう、なんてこともよくある話です＾＾；

私たちって、自分のことを一番わかっているようで

自分のことだからこそ、良く分からない、ものなんですよね。

ですから、私たちは

客観的に自分を見てくれる人、

どんなときも、価値を見続けてくれる人

困ったときに、相談できる人が必要なんです。

そういう人が、自分を映す「鏡」になってくるわけです。

それは、私たちカウンセラーでも

社長さんでも、学者さんでも・・・み～んな同じです

あなたには、

「困ったな、相談したいな」って思ったとき、

相談できる相手がいますか？

素直に、相談できますか？？？

もし、誰もいないよ、という方は

一人で「がんばりすぎ」なのかもしれませんよ。

どうぞ、私たちカウンセラーもお役に立たせてくださいね。

参考になれば、幸いです。