いつもお読みいただきありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
今日は、カウンセリングの基本的な部分について。
なぜ「感じ方が変わると、日常生活が変わるのか?」について書いてみたいと思います。
たかが感じ方、されど感じ方
私たちの日常生活って、いろいろなことが起きますよね。
たいへんたいへん!大惨事!!から、ほんとうに、小さなことまで。
でも、同じことを経験しても、実は人によって「同じ体験」にはならないんですね。
なぜかといいますと、それは
その経験による「感じ方」がひとそれぞれ、違うから、なんです。
私たちの日常は「何が起きるか」ではなく「起きた物事をどう感じるか?」に左右される
たとえばですね。
先日、大雨の影響で、車両故障が起きてしまい、
結構長い間、電車がとまっちゃったんですね。
もちろん、振り替え輸送はあったものの
ホームにはいっぱい人があふれているわ、暑いわ、もう、散々。
こんなとき。
以前の私だったら、
「あー、私ってツイてない」
「なんでいつも、こんなことばっかり起きるんだろう」
「いったい、駅員さんは何やってんの!(八つ当たり)」
そんな風に、イライラしちゃってたと思うんですね。
でも、そのときは、
「大きな事故が起きなくて良かった!」
「このぐらいの影響で済んで、良かったよ」
「駅員さんも、たいへんそうだな~」
「これはいいブログネタになるな笑」
そんなふうに、ちょっと余裕を持ってみている自分がいたんですよね。
しかも駅員さんに、とってもとっても親切にしていただいて
「ラッキーだったわ」ぐらいに感じてました。
同じ出来事が起きてるのに
一方は、サイアクの出来事。一方は、ラッキーな出来事。
「感じ方」ひとつなんですが、結構、違いますよね。
心は自動反応している
でもですね~。
やっかいなことに・・
「感じ方(心の反応)」って勝手に出てきちゃうものなんです。
頭では、どうにもならない部分なんですよね。
たとえば
「私が悪いんじゃないかな?」って感じやすい方は
どうしても、いろんな出来事を
私が悪いのではないかフィルターを通して
外の世界を見がちなので
体験した出来事を「私が悪いのではないか?」と感じやすくなり
私が悪いと感じやすい状況や、
私を責める人が、増えていきがちです。
もちろん、ぜんぜん悪いわけではないんですけどね^^;
悪気なくそう感じやすくなったりします。
ですからカウンセリングでは、
お話をお伺いしながら
現状を整理したり。
イメージセラピーなどを活用して、心の傷を癒していったり。
自分の中の誤解を解いていったり。
自分を認めてあげる練習や、
自分をより自由にしてあげるアプローチなどを取り組みながら
反応の根っこにフォーカスして癒しを取り組んでいくことで、
「感じ方」を変えていくわけです。
いろいろな要素が絡み合って、
今の自分の感じ方って、出来上がってますからね。
そうやって、反応の根っこにアプローチしていくと
「感じ方」が変わっていき、
「感じ方」が変わると「行動」が変わるので「日常」が変わってきます。
結果、「心」を癒してあげると、
日常生活が変わる、というわけですね!
最初の一歩は気づくことから
また、まず最初の一歩目として「気づく」ことの大切さがあります。
「あ、私、こんなふうに感じているわ」と気づいたら「自分を責めるのではなくて」
私の心の中にそう感じるフィルターだったり理由があるのかもしれないな、って。
私の心の反応と、現実とズレていることもあるかもしれないね、と。
気づくだけでも、大惨事にならずに済みますよ(経験済み^^;)
たとえば、あなたがデートの時にドジをしてしまい、彼から笑われた。
「なにやってんだよ笑バカじゃないの?」って言われちゃった。
こういうとき「いじってもらった」と感じる人と「バカにされた!」って感じる人といると思うのです。
もちろん、ケースバイケースではありますけどね
「私のこと、バカにしてるに違いない!」と感じた時に、ちょっとだけ気づいてみる。
「私、バカにされて当然の女性だとか思ってない?」「バカにされるような女性だって自分のこと感じてない?」ってね。
するとね、あれ?私がバカにされたって感じただけで、
もしかすると「愛嬌があるね」って言われているのかも?
愛されているだけかも?
そういう視点がでてきて、真実が見えやすくなったりもするわけですね!
気づくって、すごーーく大切なんですよ。
あなたの心の反応は、あなたを幸せにするものですか?
さてさて、あなたの中にはどんな思い込みがあるでしょうか?
どんな感じ方の癖が、ありますか?
その癖、あなたを幸せにするものでしょうか??
ちょっとチェックしてみてくださいね。
参考に慣れば幸いです。