あなたには「忘れたいのに忘れられない人」っていますか?
大好きだったけど、お別れしちゃった人。
大好きを伝えられずに終わってしまった人。
傷つけちゃった、誰か。
いまでも、許せない人。
そんな人のことなんて、はやく忘れて前に進んで行かなきゃ!と思うけれど
いつまでも、くよくよしている場合じゃないよ、って焦るけれど・・
ふとした瞬間に、思い出してしまう。
もしあなたに、そんな人がいるとするならば。
もしかすると「その人を忘れられない」というよりも
一生けんめい「誰かを愛した」という記憶を、忘れたくないのかもしれませんね。
いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。
さてさて今日は「忘れられない人」について書いてみたいと思います!
人生の中で「忘れられない人」がいるという人は少なくないと思うんですね。
カウンセリングでも、
直近の失恋のお話や、過去の恋愛話、
子供のころの出来事などなど、その方の生きてきた過程をお伺いする中で
「忘れられない人」が、その方の胸の中にいらっしゃることはとても多いです。
でも、その「忘れられない人」が
その方の希望や未来を阻んでいることも、
実は多かったりするんですよね。
たとえば、学生時代。
初恋の人に、こっぴどく振られてしまった。
仕方がなかったとはいえ、ものすごく悲しくて悔しい経験だった。
そんなご経験をされた方が、
それ以来、恋に臆病になってしまい、
気になる男性が現れたとき、
「また、あの時みたいに、悲しい思いをしたくない」
という思いから、
あまり好きになり過ぎないように「ブレーキ」をかけたり、
チャンスが到来しても、思わず逃げてしまったりして
今の恋愛が、うまく行きにくい状態になっている。
こういうことって
実際のカウンセリングでも、けっこうあるのですが
この状態って、心の中に「初恋の彼」がいる状態だと言えると思うんですよね。
(あまりに辛い経験だと、私たちは「心」を守るために、記憶や辛さを「無意識下」に沈めてしまうので、
普段は、自覚がない方も多いですけどね。)
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ですから、カウンセリングでは、
直近の恋愛だけではなく、こういった部分を取り扱っていくんですが・・
「もう、過ぎたことなんだから忘れましょうよ」
では、癒しが進まないことが多いんですよね。
というのも実は
「忘れられない人」というのは、多くの場合
「私が誰かを、心から愛した記憶」とイコールなんです。
「また、あの時みたいに、悲しい思いをしたくない」
と思えるぐらいに「愛する人がいた」という記憶なんですね。
つまり
「忘れなきゃ」って切り離したり
「過ぎたことなんだから」って否定しちゃうと
自分の愛まで、否定しちゃうことになっちゃうんです。
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ですからね。
忘れられない人が、あなたの中にいるときには、
そんな自分を責めるのではなく。
それだけ一生けんめい、
「私は、あの人を愛したのかもしれない」って
思ってみてあげて欲しいなって私は思うんです。
私たちは、どうでもいい存在に対して
覚えていたり、傷ついちゃったりしません。
そこには必ず、あなたなりの
誰かへの愛情や優しさがあったはず、ですから。
そうやって、自分の愛に気づき、認めることが出来ると
忘れる・忘れないという問題ではなく
自然と、次の道が開けてくることが多いです。
あなたの経験が、次に出会う「あなたの大切な人」を愛するチカラに変わりますし、
そんな愛情深いあなたに相応しい人と、ご縁をつないでくれることも多いようですよ!
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・・・とはいえ、
傷だらけの状態だと
なかなかそうは思えないと思いますので、
そういう場合は、まず、心を回復させてあげてくださいね~。
こういった「心の深い部分」って
ひとりで見つめなおすのって、けっこう難しいので
(自分の顔を自分で見れないのと同じですね^^;)
信頼できる人のチカラを借りて、取り組んでみてくださいませ。
あなたが大切な人と
より「幸せ」な関係を築くための参考になれば、幸いです