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パートナーに本音を伝える時には、ふたつの本音を大切にしてみる

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。

パートナーに本音が言えません。
つい、言いたいことを我慢してしまいます。
人目を気にして、やりたいことを自由にできません。

こんなお悩みを抱えていらっしゃる方って、少なくないのかな?と感じます。

とくに、日本人女性ってね
「慎み深く、控えめである」ということがヨシとされていた時代もありましたから
自分の気持ちを表現するということに慣れていなかったり、
でしゃばりで悪いこと、みたいに感じてしまう方も多いのかな?と思うのですが

無理や我慢は、なかなか続かないものですからね^^;

こういうときって
「もっと素直に、自分の本音を表現していく」
「本当の自分を見せていく」というテーマになることが多いのです。

が・・

本音を表現する、本当の自分を見せていくと考えた時
こんな想像をする方も多いのではないかな?と思うのですね。

本音を伝える=怒りや不満をぶつける、ネガティブな気持ちを伝える、NOを伝える

もちろんですね、自分が不満を感じていること。
自分の感じている気持ちを伝えること、NOを伝えることも大事なのです^^

でもね「自分の気持ちをうまく表現できない」というお悩みを抱えていらっしゃる方の多く
そして「表現しても相手にうまく伝わらなかった」というケースの場合・・

不満やネガティブな気持ち、NOを伝えること以上に、表現するのが苦手な「本音」があって。
そっちの本音の表現が足りていないことが少なくないのですね。

それは・・パートナーなどの近しい人に
嬉しい・楽しい・大好き・幸せ・愛している・こうしたいといった
ポジティブな気持ちや欲求を「素直に感じたり、伝える」ということです。

好きな気持ちを素直に感じること。
素直に楽しむこと、素直に喜ぶこと。感謝を伝えること。
相手のことを信頼し、素直に頼りにするということ。
愛している人に、愛していると素直に伝えること。
私はこうしたい、あなたといっしょにやりたい、と素直にお願いすること。

たとえば、両親だったり
長年連れ添っているパートナーだったり・・
心理的に自分に近い人ほど、自分にとって大切な人にほど、素直な気持ちを伝えられなかったりしませんか?

本当は大事だ、大好きだって思っているのに
たいして好きじゃないふりをしちゃったり
意地を張っちゃって、欲しくないふり、嬉しくないふりをしちゃったり
そんなの伝えなくたってわかるでしょって思っちゃったり

なかには、2人の間に、いろんなわだかまりが残っていて・・

自分だけが表現しなきゃいけないなんてズルい!
まぁ、相手が表現してくれるならしてもいいけど、って思っちゃったり

・・しませんでしょうか(私だけでしょうか・・汗)

お友達や職場の人には「ありがとう」と伝えるのに
同じことをやってもらっても、実の両親には無反応とか。

そういえば、久しくパートナーに
「結婚してくれて、ありがとう」って伝えていないな・・こういうことも、ありますよね。

でもね、こういう反応が起きるのは、あなただけではなく、
「みんなが感じること」だったりするんです。

実は私たちは、身近な人にほど、
「あなたが私に、こうして欲しい」という欲求が強くなりがちですし、
自分の本当の心うちを知られるというのは・・恥ずかしかったりするものです^^;

たとえば、自分にとってそこまで思い入れのない人に「あなたのことが好き」と伝えるのは、比較的ラクだと思うのですが・・
ものすっっごく大好きで、かけがえのない大切な人に「あなたのことが好き」と伝えるのって、勇気、必要ですよね。

近ければ近いほど、いろんなトラブルも勃発したりもしますしね・・。
そんなこんなで「積もり積もった不満をぶつけてスッキリしたい」
そんなお気持ちになってしまうことも、個人的には痛いほどわかるのですけどね><

実はコミュニケーションって
ネガティブな気持ちを伝えるコミュニケーションだけ頑張っても・・
なかなかうまくいかないもの、なんですよね。

「あなたのことが、大切だよ」
「あなたには、感謝してるよ」
「もっと仲良くなりたいな」
「あなたと出会えて、よかった」

「私にとってあなたは大切な存在だから、こんなこと言ってもいいのかなって臆病になっちゃうんだ」

言葉にしようとすると、喉でつっかえちゃうような^^;
鼻の奥がツンとするような、そんな本音にこそ・・・「素直になる」

きちんとその「本音を伝える」ことができたなら・・

恋愛を始め、対人関係はうまく行きやすいでしょうし、
あなたから発せられる「雰囲気」も変わり
2人の関係性が変化し、結果、不満やNOも、伝えやすくなったりもするんですよね。

もし、できそうな方は
まずは日常生活において、まず、相手に感謝を感じていること
ありがたいな〜と思うところ、相手のいいところに素直に目を向けて
「感謝を伝える」というところから取り組まれるといいかもしれません。

最初はね、相手も本気にしてくれなかったり
照れてはぐらかされちゃうかもしれませんが^^

コツコツ小さなことから、回数を重ねてみてくださいね。

その上で。
不満を伝えたり、お願いをしたい場合は、できるかぎり軽く

「私はこうしてもらえたら嬉しいのだけれど、どうかな?」という
「提案」の形で伝えてみるとうまくいきやすいようですよ。

提案した後は、相手にも考える時間をあげてくださいね。

とはいえ、不満が心を渦巻いて
素直になれないという方も多いのではないかな?と思うのです。

たとえば、あなたの心の中が

いままでの傷つきや悲しみ、寂しさ、
怒りでパンパンになっているとしたら・・

あなたが本当に感じている素直な気持ちを感じにくくなってしまったり、
素直になるということに対して、強い抵抗を感じてしまうのも無理はないことじゃないでしょうか。

とにかくスカッとしたいという、ある意味、自暴自棄のような気持ちに追い込まれちゃったり・・。

でもね、そうなっているには
あなたなりの理由があると思うのですね。

こういう場合は、まず、パートナーとコミュニケーションを取る前に
傷つきを癒したり、いっぱいいっぱいになっている心を軽くしてあげることからはじめてみる。

どうして素直になれないのか?
自分の心に耳を傾けてあげる、ここからスタートしてみるといいかもしれませんね。

ちなみに、怒りが爆発してしまうほど本音を我慢してしまう方は
周りを気遣うことのできる、とっても優しい人に多いです。

長年の小さな我慢や悲しみが、まるで大きな雪だまのように大きくなりすぎて
素直な気持ちというと「不満や怒り」しか感じられなくなってしまった。

こういうこともね、すごくすごく多かったりします。

もしあなたのなかに、大きな雪だまさんがいるとしたら、
そのコアの部分は、あなたの優しさ。

パートナーのことを大切に思う、あなたの愛情なのではないかな?なんて服部は思いますよ。

そんな大切なあなたの「本音」を、
あなたがまず素直に感じられるよう、大事にできるよう
そして、あなたにとってベストな選択ができるよう、
よかったら、あなたの心をケアしてあげてくださいね。

感情を癒すためには、
人と分かち合ってもらったり、
客観的な意見をもらい誤解を解いていく方が早くはあるのですが

ひとりでできる簡単セルフエクササイズとしましては、
「紙に今感じていることを思い切り書き殴ること」をオススメします。

ここでは汚い言葉を使ってもいいので、
思う存分、紙に感情を吐き出してみましょう。

怒り、悲しみ、やるせなさ、寂しさを
まるごと認めて、書き出すことで、心の外に出してあげましょう。

あ、自分の感情の整理のためのエクササイズですから
書き終わった紙は、お相手に見られないよう安全に処分してくださいね!

ネガティブな感情が出切ったな、書き切ったなぁと思ったら、
今度は、相手からしてもらったこと、感謝を感じていることを探して書いてみましょう。

大きなことじゃなくて構いませんよー。

「あのとき、こんな声をかけてくれて嬉しかった」
「あのとき、あの人がいなかったらどうなっていただろうか」

あなたがそれほどまでに大切に思った人です。
きっと、なにかしらあると思うのですね。

そこにあなたの本当に表現したい
あなたの本音が隠れていることも多いですよ。

ひとりでは難しいなと感じる方はね
もしよければ、カウンセリングをご活用いただけたらなと思います^^

私たちもお役立てくださいね。

心優しきあなたが、あなたの心も大切にしながら
大切な人といい関係を築くための、参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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