いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス、服部希美です。
今日は、恋愛で影響を及ぼしやすい
人との距離感について書いてみたいと思います。
物理的距離=心理的距離?
現地開催のワークショップでは
こんな「距離感を測る」実験(?)をすることがあります。
参加者さんに2人1組(仮にAさん・Bさんとしましょう)になってもらい
少し離れた距離で向かい合ってもらいます。
それでね、片方づつ(たとえば最初はAさんから)
「このぐらいがちょうどいいかな?」という距離まで近づいてもらいます。
Bさんはその場から動かず、
Aさんがいちばん近づいてきた距離で何を感じるのか?チェックする。
それを次は交代。
BさんがAさんに「このぐらいがちょうどいいかな」と思うところまで近づく。
AさんはBさんの心地よい距離で何を感じるのか?チェック。
するとね〜、面白いぐらいに
各々が「心地いいな」と思う距離って違ったりするんです。
Aさんにとっては、このぐらいがちょうどいい!が
Bさんにとっては「え、ちょっとまって!近い!」って感じたり。
Bさんにとっては「このぐらいが限界!」という距離が
Aさんにとっては「え?!遠くない?寂しいんだけれど!」って感じたりする。
また、お互いに距離がありすぎて
「・・・・悪くはないけど、ちょっと寂しいね?」ってなったり。
*
人を変えてやってみると、また面白くてですね。
親しい人と初めて会った人、とか。
二人の関係性、「パートナー」と「お友達の異性」でも変わってきたりもします。
実はこの実験は、
自分のパーソナルスペースを「目に見える形」で測る実験なのですが、
実は「心の距離」も、分かりやすく可視化することができるのです。
あまりに自分が人との距離が遠過ぎるときには
「あれ、私、人に近づくのが怖いって感じてないかな?」って
チェックしてみるといいかもしれません。
親密感の怖れという考え方
心理学で「親密感の怖れ」というものがあります。
これは、親しくなる(心の距離が近づく)と
怖くなって離れたくなってしまう気持ちを指します。
普通の対人関係ももちろんなのですが、とくに恋愛で出てきやすいといわれています。
もっと仲良くなりたい。
自分のことを知ってもらいたいし、相手のことも知りたい。
大好きになりたい。でも・・怖い。
これがそのまま「怖い」と感じられるのならまだいいのですが
私たちの心はとっても巧妙なので、
いろんな感情をつかって「近づかないように」しようとします。
たとえば
「これ以上は、甘えすぎかも。相手の迷惑になるだろうから、やめておこう」とか。
「自分でできるから大丈夫。」
「あの人のこういうところがイライラする!もう、別れよう」
「うーん、悪くはないけど、友達以上には見れないのよねー」
「なんか、恋愛感情が落ち着いちゃった。彼のことは好きじゃないのかも?」
もちろんね、
本当にそう感じているのならいいのですが、
もしもね。
「あれ、これもしかして、距離感からきてるパターンかも?」
「私いつも、このぐらいで別れたくなってない?」
こんなときにはね。
もう一歩!相手に近づけるプロセスが
やってきているのかもしれませんねー^^
あなたはなにを怖いと感じてしまうのでしょう?
自分を知られてしまうこと?もっと大好きになっちゃうこと?
*
この「詰められない心の距離」の理由はいろいろなので
取り組みたいなと感じた時にはカウンセリングもご活用いただけたらなと思うのですが
「昔、すごく近い距離にいた大好きな人との関係」で傷つき
「近づくとまた辛い気持ちになりそうだから、近づかない」ということが起きていたり
極度の「見られる恥ずかしさ」から、距離が縮められないというケースもあります。
ようするに「感じたくないなぁと思う感情」が、壁を作っておじゃまをしているわけですね。
その「距離感」が
永遠の片想い体質、であったり(私は追いかける恋愛ばかり、とかね^^;)
相手に、もしくは自分にパートナーがいる「三角関係」になりやすかったりして
寂しさも感じやすくなってしまいがちなんですね。
(もちろん、無自覚のことも多いんですけどね^^;)
もし「あ、私のことだわ」と思った方は、
よかったら、カウンセリングもご活用くださいね。
参考になれば幸いです。
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