なんだか、よく分からないんだけれど、
いつも「寂しさ」を感じてきた。
いつも、寂しい状況に身を置きやすい。
そんな方のお話をお伺いしているとき
ときどき、こんなご質問をさせていただくことがあるんですね。
「身近な人の中にも、あなたと同じような【寂しさ】を
いっぱい感じていた人はいませんでしたか?」
って。
なぜそんな質問をさせていただくかと言いますと。
実は「感情」って、人から人へ伝染しちゃうことがあるからなんです。
今日はそんな「取り込み」の心理から寂しさを紐解いてみたいと思います。
いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
さてさて、今日は「取り込み」の心理。
たとえば、子供のころ、
親やご近所さんなどから言われたことを、
「そうなんだ」と、そのまま取りこんでしまう。
こういうことって、良くある話で
かつ、分かりやすいんですけどね
実は、ルールや価値観、道徳だけでなく
「感情」を取りこんでしまうことも、少なくないんですよ。
たとえば、子供のころ、
お母さんがお父さんとうまくいかなくて、
「寂しさ」を抱えていた時期があった、としましょうね。
そうすると、近くにいる子供はその
お母さんの「寂しさ」を感じとり、
その「寂しさ」を、まるで自分のもののように感じちゃうことがあります。
そしてそのあと、たとえお母さんの「寂しさ」が解消されたとしても、
子供は感情を取りこんでしまっているので、
無自覚に、「お母さんの寂しさ」を引き継いでしまう。
なんてことが、起きたりすることがあるんですね。
・・・なんだか、こうやって書くと、
親からネガティブなものを押し付けられちゃった、
そんな風に伝わってしまうかもしれませんが・・
実はこの「感情の取り込み」って
子供なりの「愛し方」のひとつ、だったりするんです。
自分も、お母さんと同じ「寂しさ」を抱えることで、
「私も、同じだよ」
「だから、さびしくないよ、お母さん」
って、寄り添おうとしていたり。
同じ立場に立つことで、
どんな風にお母さんが感じているのか理解したい、と願ったり。
とても不思議なんですが、
大切な人を守ろう、救おうと思った結果、
感情を取りこんでしまうということがあるんですね。
こういうときには、
自分の中の「寂しさ」を取り扱うだけでなく
同じような「寂しさ」を感じていたであろう
あなたの大切な人の孤独を理解し、
取り込むのではなく 別々の人間として、寄り添ってあげたり。
そこに誤解があるのならば、解いてあげるといいんですね。
(子供の視点って、けっこう違ってますからね・・)
イメージワークなどでは、
ちゃんと、元の持ち主にお返しする
なんてアプローチをしたりもしますよ。
寂しさは、引き受けるのではなく、
寄り添ってあげればいいだけですからね!
だれも、寂しさの連鎖なんて起きて欲しくはないと思うんです。
寂しさを知っている人なら、、、尚更ですよね。
ですから、
人の痛みを引き受けちゃうような、
心優しいあなたに託された願いは「人とつながること」だと思うんです。
寂しさを知っているあなただからこそ、
感じられる「つながり」があるはずですからね。
ちょっと不思議な視点ですが、
もしかしたら?と感じたときにはね
「もし、私がそうだったとしたら?」
という視点で振り返ってみていただけたらと思います。
とはいえ、この部分の自己分析はけっこう難しいので、
良かったらカウンセリングを使ってみてくださいね。
参考になれば幸いです!
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